2.20.2 カスタムアダプタ開発フレームワークの概要
汎用カスタムアダプタが行う処理には,データ変換とプロトコル変換があります。このうち,すべての汎用カスタムアダプタに共通の処理であるデータ変換処理をカスタムアダプタ開発フレームワークで提供しています。このため,ユーザはプロトコル変換処理を実装することで汎用カスタムアダプタを開発できます。
- 注意事項
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データ変換の定義は,別途必要となります。
汎用カスタムアダプタは,カスタムアダプタ開発フレームワークの実装であるStateless SessionBeanと,プロトコルコンバータで構成されます。プロトコルコンバータとは,プロトコル変換処理を実装するJavaクラスのことです。
汎用カスタムアダプタを使用したサービス部品の呼び出しを次の図に示します。
図中の1.〜7.について説明します。
- 説明
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HCSCサーバは,汎用カスタムアダプタ経由で呼び出すサービス部品へのリクエストを受け取ります。
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HCSCサーバは,EJBリモートインターフェースを使用して,カスタムアダプタ開発フレームワークで実装している汎用カスタムアダプタを呼び出します。
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カスタムアダプタ開発フレームワークは,事前に定義された情報に基づいてデータ変換処理を実行し,プロトコルコンバータインターフェースを使用してプロトコルコンバータを呼び出します。
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プロトコルコンバータは,サービス部品のプロトコルに応じた送受信処理を行います。
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サービス部品の呼び出し結果をカスタムアダプタ開発フレームワークに返します。
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カスタムアダプタ開発フレームワークは,事前に定義された情報に基づいてデータ変換処理を実行し,HCSCサーバに応答を返します。
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サービスリクエスタに応答を返します。
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カスタムアダプタ開発フレームワークによる汎用カスタムアダプタの開発については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編」の「付録B カスタムアダプタ開発フレームワーク」を参照してください。