2.16.3 要求電文を利用した外部コマンド情報の指定
ビジネスプロセスからコマンドアダプタを呼び出すときの要求電文には,次に示す情報を指定します。
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外部コマンドのファイルパス
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コマンドライン引数
外部コマンドのファイルパスとコマンドライン引数の関係を次に示します。
(例)コマンドライン文字列が「c:\product\sample.exe -x -i input.txt」の場合
- 注意事項
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標準入力のファイルリダイレクトは使用できません。
また,上記例のコマンドライン文字列を生成する要求電文の作成例を次に示します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <request xmlns="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/csc/adapter/cmd/request"xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"> <command-line> <command>c:\product\sample.exe</command> <argument1>-x</argument1> <argument2>-i</argument2> <argument3>input.txt</argument3> </command-line> </request>
コマンドアダプタの要求電文フォーマットの作成については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編」の「3.3.14(1) 電文フォーマットの作成」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 外部コマンドのファイルパス
同一マシン上に存在する外部コマンドのファイルパスを指定します。
指定は必須です。絶対パスで指定することを推奨します。
- 注意事項
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絶対パスで指定しない(ファイル名だけを指定,または相対パスで指定する)場合,実行するコマンドはOSのコマンドサーチ,およびJavaのAPI仕様に依存します。そのため,動作を保証しません。
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ファイルパス中の環境変数の展開はしません。
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要求電文で指定できる外部コマンドの条件を次の表に示します。
OS |
外部コマンドの条件 |
---|---|
Windows |
拡張子が次のどれかであること。
J2EEサーバユーザの実行権限があること。 |
Linux |
J2EEサーバユーザの実行権限があること。 |
(2) コマンドライン引数
外部コマンドに与えるコマンドライン引数を指定します。
指定は任意です。最大100個の引数を指定できます。
指定する際には,コマンドライン文字列の引数部分を,引数ごとに分割して指定する必要があります。
コマンドライン引数の指定例を次に示します。