2.12.2 Kafka受付のJSON-XML変換機能
Kafka受付のJSON-XML変換機能では,JSON形式のレコードの値をビジネスプロセスで処理できるXML形式に変換します。Kafka受付では,レコードの値がJSON形式かどうかはチェックしないで,レコードの値がJSON形式とみなして変換します。
レコードの値をJSON-XML形式に変換する処理の流れを次に示します。
図中の1.〜3.について説明します。
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KafkaインバウンドアダプタからKafka受付が呼び出され,Kafkaインバウンドアダプタからレコード情報が渡されます。
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Kafka受付のJSON-XML変換機能を使用して,レコードの値(JSON形式のデータ)をXML形式のデータに変換します。
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Kafka受付がビジネスプロセスを呼び出します。
ビジネスプロセスに渡す要求電文(ボディ)は,2.で作成したXML形式のデータです。
Kafka受付でJSON-XML変換を行う場合は,Kafka受付定義ファイルのurecp-kafka.json2xmlで指定します。Kafka受付定義ファイルのurecp-kafka.json2xmlについては,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.14.1 Kafka受付定義ファイル」を参照してください。
JSON-XML変換機能では,変換処理の動作定義を設定できます。Kafka受付定義ファイルにJSON-XML変換定義ファイルが指定されていた場合,JSON-XML変換定義ファイルの設定がJSON-XML変換機能に反映されます。なお,JSON-XML変換定義ファイルが指定されていない場合は,デフォルト値が設定されます。JSON-XML変換定義ファイルは,Kafka受付の起動時に読み込まれます。
JSON-XML変換定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.15.1 JSON-XML変換定義ファイル」を参照してください。