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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説


1.4.1 ロードバランス機能を利用したHCSCサーバの冗長構成

ロードバランス機能とは,複数台のHCSCサーバを並列に並べることで,サービスリクエスタからのサービスの実行要求の一点集中によるJ2EEサーバの負荷を軽減するための機能です。サービスプラットフォームでは,次に示すロードバランサを使用して負荷を分散できます。

サービスプラットフォームの実行環境では,ロードバランサを使用して,複数のHCSCサーバを組み合わせて,より冗長なクラスタ構成の環境を構築できます。

HCSCサーバのロードバランスクラスタ構成について,次の図に示します。

図1‒15 HCSCサーバのロードバランスクラスタ構成

[図データ]

同期(Webサービス,SessionBean)の標準受付の場合だけ,ロードバランサを使用してサービスリクエスタからのサービス部品の実行要求を,複数のHCSCサーバに分散して送信できます。

使用するロードバランサによっては,運用を停止しないで,ロードバランスクラスタを構成するHCSCサーバを追加したり,削除したりできます。また,HCSCサーバに配備済みのサービスアダプタやビジネスプロセスを停止しないで,サービスアダプタやビジネスプロセスを新規追加することもできます。