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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム ファーストステップガイド


6.2.1 InventoryManagementサービスアダプタの定義

InventoryManagementサービスアダプタは,在庫管理サービス用WSDL(InventoryManagementService.wsdl)を使用して定義します。InventoryManagementサービスアダプタを定義するときに設定する値を次の表に示します。

表6‒1 InventoryManagementサービスアダプタを定義するときに設定する値

項目名

設定する値

説明

サービス部品の種別

Webサービス

呼び出すサービス部品の種別に合わせて設定したサービスアダプタの種別です。サンプルプログラムのサービス部品はWebサービスのため,サービスアダプタの種別もWebサービスを設定します。

サービス名

InventoryManagement

サービスアダプタの名称を指定します。

WSDLファイル

InventoryManagementService.wsdl

WSDLには,Webサービスがどのような機能を持ち,それを利用するためにはどのような要求をすればよいのか,などを記述する方法が定義されています。サービスアダプタは,在庫管理サービス用WSDL(InventoryManagementService.wsdl)を使用して作成します。

Portの指定

InventoryManager

InventoryManagementサービスアダプタのポートを指定します。

サービスID

InvAdp

InventoryManagementサービスアダプタのIDを指定します。

注※

各ファイルの格納場所については,「付録A サンプルプログラムのファイルの構成」を参照してください。

InventoryManagementサービスアダプタの追加と定義手順を次に示します。

  1. ツリービューの[サービス定義一覧]を選択し,右クリックして,[サービスアダプタ追加]を選択します。

    追加するサービスアダプタから利用するサービス種別を設定するダイアログが表示されます。

  2. ドロップダウンリストから「Webサービス」を選択して,[次へ]ボタンをクリックします。

    SOAPアダプタの追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。

  3. サービス名に「InventoryManagement」を入力し,WSDLファイルには「InventoryManagementService.wsdl」を指定して,[次へ]ボタンをクリックします。

    ポートを指定するダイアログが表示されます。

    [図データ]

  4. ドロップダウンリストからポート「InventoryManager」を選択して,[終了]ボタンをクリックします。

    [図データ]

    サービスアダプタ「InventoryManagementサービスアダプタ」が作成され,サービスアダプタ定義画面が表示されます。

  5. サービスアダプタ定義(基本)画面で,サービスIDを「InvAdp」に変更します。

    [図データ]

  6. メニューから[ファイル]−[保存]を選択します。