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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ メッセージ(監査者用)


2.4 メッセージの記述形式

ここでは,システムの監査で使用されるメッセージのこのマニュアルでの記述形式について説明します。

監査で使用されるメッセージの記述形式を次に示します。

次に,各項目について説明します。

XXXXnnnnn

メッセージIDを表します。

メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。

XXXX

メッセージを出力した構成ソフトウェアまたは機能を示すID(プリフィックス)を表します。プリフィックスは英字4文字で示します。

nnnnn

メッセージを出力したプログラムで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5けたの固有の番号が付いています。

Y

メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。

メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。

E(Error)

エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。

このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。

W(Warning)

警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。

メッセージが出力されたあとも処理を続行します。

I(Information)

システムの動作を通知するメッセージです。

メッセージが出力されたあとも処理を続行します。

メッセージの内容

メッセージに出力される項目の内容を表に示します。

ここでは,メッセージごとに固有の意味を持つ項目,または固有の値が出力される項目について説明します。すべてのメッセージで共通の意味を持つ項目,または共通の値が出力される項目については,「2.3 メッセージの出力項目」の「表2-1 監査で使用されるメッセージの出力項目」を参照してください。

可変値に関する説明

メッセージテキストの自由記述中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。

(例)

aa....aa:OSのアカウント

bb....bb:実行コマンド名と引数

コマンド

メッセージが出力される契機となるコマンドを示します。

メッセージが出力されるコマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「6.6 監査ログを出力するコマンド・操作一覧」を参照してください。

出力ポイント

メッセージが出力されるタイミングを示します。

メッセージが出力されるタイミングについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「6.7 監査ログの出力ポイント」を参照してください。