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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)


15.1 メッセージの記述形式

この章でのメッセージの記述形式を次に示します。

なお,「可変値に関する説明」,「説明」および「対処」はメッセージによって記述しないものもあります。

次に,各項目について説明します。

KEUCnnnnn

メッセージIDを表します。

メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。

KEUC

構築済み実行環境の切り替えで出力されるメッセージのプリフィックスを示します。

nnnnn

構築済み実行環境の切り替えで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5けたの固有の番号が付いています。

Y

メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。

メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。

E(Error)

エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。

このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。

W(Warning)

警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。

メッセージが出力されたあとも処理を続行します。

I(Information)

システムの動作を通知するメッセージです。

メッセージが出力されたあとも処理を続行します。

Q(Question)

出力したメッセージに対して,ユーザの応答を通知するメッセージです。

このメッセージが出力されたときは,ユーザの応答を待ちます。

R(Request)

出力メッセージに対するユーザからの応答を待っていることを通知するメッセージです。

(Z)

メッセージの出力先を表します。出力先は英字1文字で示します。

出力先を示す文字とその意味を次に示します。

  • C:コンソールに出力されます。

  • F:ログファイルに出力されます。

  • L:イベントログに出力されます。

  • M:Log Monitorの画面に出力されます。

  • S:syslogに出力されます(UNIXの場合)。

  • W:Management Serverの画面に出力されます。

    注意事項

    メッセージの出力先は,マニュアル内で使用する付加情報です。

メッセージテキスト

構築済み実行環境の切り替えで出力されるメッセージテキストを表します。

なお,メッセージテキスト中の可変値(メッセージが出力される状況によって変わる値)は「xx....xx」(xxは英小文字)の形式で示します。

可変値に関する説明

メッセージテキスト中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。

(例)

aa....aa:ファイル名

bb....bb:アプリケーション名

説明

メッセージが通知された要因やメッセージを出力した構成ソフトウェアの動作など,メッセージに対する補足説明を示します。

対処

ユーザが実施する対処を表します。なお,対処方法の「保守員に連絡してください」とは,購入時の契約に基づいて,システム管理者が弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。