Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)


5.1.1 C4Faultクラスによって出力されるメッセージ(KDCCP)の形式

C4Faultクラスによって出力されるメッセージの形式を次に示します。なお,KDCCPで始まるメッセージのうち,KDCCP30で始まるメッセージはDII使用時に出力されます。DII使用時に出力されるメッセージの形式については,「5.1.10 DII使用時に出力されるメッセージ(KDCCP30)の形式」を参照してください。

FaultCode:Faultコード

FaultString:メッセージ本文

FaultActor:Fault生成者

FaultDetail:Fault詳細

次に,各項目について説明します。

FaultCode:Faultコード

Faultコードは接頭辞とローカル部で構成されます。Faultコードの形式を次に示します。

{接頭辞}ローカル部

  • 接頭辞

    「{http://c4web.cosminexus.com}」が出力されます。

  • ローカル部

    「Server.」または「Client.」で始まる文字列が出力されます。

Faultコードの値は,C4FaultクラスのgetFaultCodeメソッドで取得できます。

FaultString:メッセージ本文

メッセージ本文を表します。メッセージ本文は,メッセージID,メッセージの種別およびメッセージテキストで構成されます。

メッセージ本文の形式を次に示します。

KDCCPnnnn-Yメッセージテキスト

次に各項目について説明します。

KDCCPnnnn

メッセージIDを表します。

メッセージIDを構成する要素について,次に説明します。

  • KDCCP

    C4Faultクラスで出力されるメッセージのプリフィックスを示します。

  • nnnn

    C4Faultクラスで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには4けたの固有の番号が付いています。

Y

メッセージの種別を表します。C4Faultクラスのメッセージ種別を次に示します。

E(ERROR):障害が発生したことを通知するメッセージです。

メッセージテキスト

メッセージの内容を表します。

なお,メッセージ本文の値はC4FaultクラスのgetFaultStringメソッドで取得できます。

FaultActor:Fault生成者

C4FaultクラスのgetFaultActorメソッドでFault生成者を取得できます。

FaultDetail:Fault詳細

C4FaultクラスのgetFaultDetailsメソッドでFault詳細を取得できます。