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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus XML Security - Core ユーザーズガイド


3.4 環境設定するときの注意事項

XML Security - Coreの環境設定をするときに注意が必要な項目を説明します。

クラスローダによるjarファイルの読み込み

XML Security - Coreは,csmxsec.jarが各Java VM内で1回だけ読み込まれるシステム構成で使用する必要があります。一つのJava VM内で複数のクラスローダによってXML Security - Coreのjarファイルが読み込まれた場合,おのおのが同じ設定でトレースファイルを出力しようとするため,トレースファイルが壊れるおそれがあります。

Component Container上でXML Security - Coreを使用する場合は,Component ContainerによってXML Security - Coreのjarファイルが適切に読み込まれるように設定されます。ただし,一つのシステムで複数のWebコンテナサーバおよびJ2EEサーバを運用する場合は,各サーバのComponent Containerのユーザー定義ファイル(usrconf.properties)を適切に設定して,XML Security - Coreのトレースファイルの設定が重複しないようにする必要があります。

ユーザー定義ファイルの設定方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。