Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引


getFaultDetails

クラス名:C4Fault

機能

Faultの詳細(SOAP Faultのdetail)を取得します。

構文
public org.w3c.dom.Element[] getFaultDetails()
引数

ありません。

戻り値

Fault詳細をorg.w3c.dom.Element型の配列で返します。Fault詳細がない場合はnullを返します。

注意事項
  • C4Faultオブジェクト生成した場合に,要素数が0の配列のFault詳細を指定した場合は,nullが返されます。

  • nullの要素を含むFault詳細を指定した場合は,このメソッドを呼び出す個所によって,取得する情報が異なります。

    ・MessageServiceインタフェースクラスのonMessageメソッドを実装したSOAPサービスから,SOAPエンジンに制御が戻るまでにこのメソッドを呼び出した場合は,C4Faultオブジェクト生成時に指定した,Fault詳細のnullの要素はそのまま取得されます。

    ・SOAPエンジンからSOAP Faultメッセージがクライアントに返され,クライアントでこのメソッドを呼び出した場合は,C4Faultオブジェクト生成時に指定した,Fault詳細のnullの要素は取得されません。

  • detail要素の子ノードにテキストノードが存在する場合,戻り値のElement型配列を構成する最後の一つの要素としてnullが返されます。ただし,テキストノードが空白文字,改行文字,およびタブだけで構成されている場合は,nullは返されません。

  • detail entryのサブツリーにテキストノードが存在する場合,兄弟ノードのすべてのテキストノードが連結されます。連結される文字列の前後に存在する空白文字,改行文字,およびタブは省略され,そのテキストノードは同じ階層の最後に追加されます。ただし,テキストノードが空白文字,改行文字,およびタブだけで構成されている場合は,テキストノードは追加されません。

    例を次に示します。

    ・受信電文のdetail要素

    <detail><ns1:Test1 xmlns:ns1="http://test.cosminexus.com/">△△foo△△<TestData1>TESTDATA1</TestData1>△△bar△△

    </ns1:Test1></detail>

    ・getFaultDetailsメソッドの戻り値

    Element[0] : <ns1:Test1 xmlns:ns1="http://test.cosminexus.com/"><TestData1>TESTDATA1</TestData1>foo△△△△bar</ns1:Test1>

    注 △は半角スペースを表します。