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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引


7.5.4 エラーページ委任機能を使用する場合の注意事項

SOAPサービスが動作する環境(URL)でApplication Serverが提供するエラーページの委任機能を使用する場合,SOAPサービスが動作するURLに対しては,エラーコード500のエラーページ委任機能を設定しないようにしてください。

SOAPでは,SOAPサービスでエラーが発生した場合に,SOAP Fault電文を作成し,エラーコード500でSOAPクライアントに返信します。そのため,エラーページ委任機能で,エラーコード500を委任すると,プロトコル違反となり,SOAPクライアント側に不正な電文が送信されることになります。

なお,プロトコル違反のSOAP Fault電文をSOAPクライアントが受け付けた場合の動作については,SOAPクライアント開発元に確認してください。エラーページ委任機能については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。