Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引


7.3.1 コマンドライン利用時の設定

コマンドラインによるクライアントSOAPアプリケーションを利用するために必要な,次の設定について説明します。

〈この項の構成〉

(1) Javaアプリケーション用オプション定義ファイルの設定

Javaアプリケーション用オプション定義ファイルを,クライアントSOAPアプリケーションを実行するカレントディレクトリに作成し,次のキーと値を追加します。

Javaアプリケーション用オプション定義ファイルの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.cfg(Javaアプリケーション用オプション定義ファイル)を参照してください。

注※1

クラスパスの指定内容を示します。

<HNTRLib2インストールディレクトリ>\classes\hntrlib2j64.jar

<HNTRLib2インストールディレクトリ> の部分は,次に示すコマンドの実行結果を指定します。

> "%COSMINEXUS_HOME%\common\bin\gethntr2conf64.exe" HNTR2INSTDIR
Windows以外の場合:

/opt/hitachi/HNTRLib2/classes/hntrlib2j64.jar

注※2

プロパティcosminexus.homeを指定しなかった場合は,KDCCE0608-Wのメッセージが出力され,処理が続行されます。

注※3

cprfstartで指定したPRF識別子と同じものを指定します。指定しない場合のデフォルト値は,PRF_IDです。

(2) Javaアプリケーション用ユーザプロパティファイルの設定

Javaアプリケーション用ユーザプロパティファイルを,クライアントSOAPアプリケーションを実行するカレントディレクトリに作成し,必要に応じて設定します。

Javaアプリケーション用ユーザプロパティファイルの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」のusrconf.properties(Javaアプリケーション用ユーザプロパティファイル)を参照してください。

(3) パスの追加

<Application Serverのインストールディレクトリ>/PRF/binを環境変数PATHに追加します。

(4) クライアント定義ファイルの設定

クライアント定義ファイルでクライアントSOAPアプリケーションの動作を変更する場合,クライアント定義ファイルを格納したディレクトリ名を,クラスパスに追加します。詳細については,「7.3.1(1) Javaアプリケーション用オプション定義ファイルの設定」を参照してください。

注意事項
  • クライアント定義ファイルがない場合,またはクライアント定義ファイルを格納したディレクトリ名をクラスパスに追加していない場合は,クライアント定義ファイルは読み込まれません。この場合,実行時オプションの値はすべてデフォルト値で動作します。

  • クライアント定義ファイルを格納したディレクトリ名を,クラスパスに複数追加した場合は,先に指定したディレクトリ下にあるクライアント定義ファイルが利用されます。