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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引


4.4 添付ファイルを使用して開発する場合

RPC形態の添付ファイルを使用したSOAPアプリケーションを開発します。なお,添付ファイル付きSOAPメッセージを受信すると,メモリ使用量を抑制するために退避ファイルが作成されることがあります。退避ファイルの詳細については,「付録B 添付ファイル使用時に作成される退避ファイル」を参照してください。

開発例の概要と開発の流れを次に示します。

開発例の概要

社員番号,名前,所属というユーザ情報を管理し,クライアントからの入力に対して,処理結果を返すSOAPアプリケーションを新規に開発します。

開発例では,RPC形態の添付ファイルを使用します。また,スタブを生成して,クライアント側の処理を実装します。

開発の流れ
  1. SOAPアプリケーションの設計

  2. Javaインタフェースの作成

  3. WSDLの生成

  4. スケルトンおよびサービスデプロイ定義の生成

  5. サーバ側の処理の実装

  6. アーカイブ(WARファイル)の作成

  7. スタブの生成

  8. クライアント側の処理の実装

開発の流れに沿って,各ステップの作業について説明します。

〈この節の構成〉