3.8.1 DIIの使用時にWSDLに必要な情報
DIIを使用したSOAPアプリケーションでは,WSDLを読み込んで必要な情報を保持して,SOAPサービスのオペレーションを呼び出します。
DIIを使用する場合に,WSDLに必要な情報を示します。WSDLの例については,「4.5 DIIを使用して開発する場合」を参照してください。
-
WSDLのサービス名
名前空間URI…wsdl:service要素の名前空間URI
ローカル名…wsdl:service要素のname属性
-
WSDLのURL※
-
WSDLのポート名
名前空間URI…wsdl:port要素の名前空間URI
ローカル名…wsdl:port要素のname属性
-
WSDLのオペレーション名
名前空間URI…wsdl:operation要素の名前空間URI
ローカル名…wsdl:operation要素のname属性
-
オペレーションのパラメタ名
- wsdl:part要素でtype属性を使用している場合
-
パラメタ名…wsdl:part要素のname属性
パラメタの型…wsdl:part要素のtype属性
- wsdl:part要素でelement属性を使用している場合
-
パラメタ名…wsdl:part要素のelement属性で参照している要素のname属性
パラメタの型…wsdl:part要素のelement属性で参照している要素のtype属性
- wrapped形式のWSDLの場合
-
パラメタ名…ラップされた要素のname属性
パラメタの型…ラップされた要素のtype属性
-
オペレーションの戻り値
- wsdl:part要素でtype属性を使用している場合
-
戻り値の型…wsdl:part要素のtype属性
- wsdl:part要素でelement属性を使用している場合
-
戻り値の型…wsdl:part要素のelement属性で参照している要素のtype属性
- wrapped形式のWSDLの場合
-
戻り値の型…ラップされた要素のtype属性
-
XMLの複合型
複合型の名前空間URI…xsd:complexType要素の名前空間URI
複合型の名前…xsd:complexType要素のname属性
複合型に定義した子要素の名前…xsd:element要素のname属性
複合型に定義した子要素の型…xsd:element要素のtype属性
-
XMLの配列
- maxOccurs属性にunboundedを指定した要素の場合
-
配列の名前…xsd:element要素のname属性
配列の要素型…xsd:element要素のtype属性
- wsdl:arrayType属性を利用してsoapenc:Arrayを制限した複合型の場合
-
配列の名前…xsd:complexType要素のname属性
配列の要素型…xsd:attribute要素のwsdl:arrayType属性
- 注※
-
WSDLのURLには,ローカルファイルへのパスを設定してください。なお,Windows環境では大文字と小文字は区別されません。UNIX環境では大文字と小文字が区別されます。