Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド


37.5.3 wsaw:Anonymous要素指定時の動作

WSDLにwsaw:UsingAddressing要素とwsaw:Anonymous要素の両方が記述されている場合,受信したリクエストメッセージのアドレッシング・ヘッダにある応答エンドポイントの値によっては,リクエストメッセージの受信に失敗し,フォルトメッセージを返されることがあります。wsaw:Anonymous要素とWebサービス側のJAX-WSエンジンの動作の関係を次の表に示します。

表37‒3 wsaw:Anonymous要素とサービス側のJAX-WSエンジンの動作

項番

wsaw:Anonymous要素の値

応答エンドポイントの値

Webサービス側のJAX-WSエンジンの動作

1

optional

匿名URI

正常終了

2

非匿名URI

正常終了

3

required

匿名URI

正常終了

4

非匿名URI

受信失敗(フォルトメッセージ)

5

prohibited

匿名URI

受信失敗(フォルトメッセージ)

6

非匿名URI

正常終了

wsaw:Anonymous要素の指定値については,「37.2.1 WSDLの拡張要素」を参照してください。