16.2.3 javax.jws.HandlerChainアノテーション
javax.jws.HandlerChainアノテーションは，クラスまたはインタフェース宣言に定義した場合に有効になります。
SEIとWebサービス実装クラスに同時にjavax.jws.HandlerChainアノテーションを指定した場合，Webサービス実装クラスに指定したアノテーションが優先されます。
- 〈この項の構成〉
(1) file要素（javax.jws.HandlerChain）
file要素では，ハンドラチェイン設定ファイルを指定します。javax.jws.HandlerChainアノテーションでアノテートしたクラス，またはインタフェースからの相対パスで指定します。Application ServerのJAX-WS機能では，URL形式での指定はサポートしていません。
参照できなかったり，開けなかったりするパスを指定した場合は，Webサービスの初期化時に，標準エラー出力とログにエラーメッセージが出力されます（KDJW00010-E）。
なお，file要素は，Webサービスの呼び出しで参照される値になるため，hwsgenコマンドの実行時には解釈されません。file要素の使用例については，「36.9.1 Webサービス側のハンドラチェインの設定」を参照してください。