15.1.6　スキーマ型からJava型へのマッピング

WSDLのスキーマ（wsdl:types要素のxsd:schema子要素）で定義した型からJava型へのマッピングについて説明します。

〈この項の構成〉

(1)　マッピング

WSDLのスキーマの型とJava型は，JAXB 2.2仕様に従ってマッピングされます。

スキーマの型とJava型のマッピングでは，クラスベースのマッピングが行われます。クラスベースのマッピングの動作を次に示します。

ユーザ定義型に対応するJavaBeansクラスが生成されます。
ユーザ定義要素に対応するクラスは生成されません。
ObjectFactoryクラスが出力されます。また，ユーザ定義要素に対するcreateメソッドでは，対応するJAXBElement<型に対するJavaBeansクラス>が返されます。

マッピング例を次の図に示します。

図15‒8　スキーマ型とJava型のマッピング例

参考

クラスベースのマッピングとは

JAXBのglobalBindings要素のgenerateValueClass属性がtrueで，かつgenerateElementClass属性がfalseの状態（指定なしのデフォルトの状態）と同等のマッピングを指します。