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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド


2.1.2 SEIを起点とした開発の流れ

SEIを起点としたWebサービスの開発の流れを次の図に示します。

図2‒3 SEIを起点としたWebサービスの開発の流れ

[図データ]

WSDLはJAX-WSエンジンによって自動生成されますが,手順4に従いコマンドを実行することでWSDLを生成することもできます。WSDLをコマンドで生成しない場合,手順4は不要です。

  1. Webサービス実装クラスを作成する

    Webサービス実装クラスは,POJOとして作成する場合とEJBを基に作成する場合があります。どちらの場合も,JAX-WS 2.2仕様およびJAXB 2.2仕様に従って,Webサービス実装クラスを作成します。SOAP 1.2仕様のメッセージを受信する場合は,javax.xml.ws.BindingTypeアノテーションに"http://www.w3.org/2003/05/soap/bindings/HTTP/"を指定してください。

    JAX-WS 2.2仕様のサポート範囲については,「19.1 JAX-WS 2.2仕様のサポート範囲」を参照してください。JAXB 2.2仕様のサポート範囲については,マニュアル「XML Processor ユーザーズガイド」の「付録B JAXB仕様のサポート範囲」を参照してください。

  2. Webサービス実装クラスをコンパイルする

    javacコマンドを実行して,作成したWebサービス実装クラスをコンパイルします。javacコマンドについては,JDKのドキュメントを参照してください。

  3. DDを作成する

    web.xmlおよびapplication.xmlを作成します。web.xmlには,Webサービス固有の情報を記述します。web.xmlの作成については,「3.4 web.xmlの作成」を参照してください。

  4. hwsgenコマンドのWSDL生成機能を実行する(任意)

    -wsdlオプションを指定してhwsgenコマンドを実行し,Webサービス実装クラスからWSDLを生成,およびアノテーションなどのエラーチェックをします。手順6.のJavaBeansクラス(スタブ)の動的生成時にエラーが発生しないようにするには,コンパイルしたWebサービス実装クラスに対してhwsgenコマンドを実行してください。この手順は任意です。なお,ここで生成したWSDLは,変更しないでください。

    hwsgenコマンドのWSDL生成機能で生成したWSDLは,メールで送付するなど,メタデータの発行機能以外の任意の方法で展開できます。

    hwsgenコマンドについては,「14.1.2 hwsgenコマンド」を参照してください。

  5. EARファイルを作成する

    作成したファイルを含むEARファイルを作成します。EARファイルの作成については,「3.5.3 EARファイルの作成」を参照してください。

  6. EARファイルをデプロイし,開始する

    作成したEARファイルをデプロイし,J2EEアプリケーション(Webサービス)として開始します。J2EEアプリケーションのインポートおよび開始コマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「cjimportapp(J2EEアプリケーションのインポート)」および「cjstartapp(J2EEアプリケーションの開始)」を参照してください。

    運用管理ポータルを使用して,J2EEアプリケーションをデプロイ(インポート)する方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「12.3.3 J2EEアプリケーションのインポート」を参照してください。

    運用管理ポータルを使用して,J2EEアプリケーションを開始する方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「12.3.1 J2EEアプリケーションの開始」を参照してください。

    JavaBeansクラス(スタブ)は,J2EEアプリケーション(Webサービス)を開始するときにJAX-WSエンジンが動的に生成します。また,JavaBeansクラス(スタブ)の動的生成でエラーが発生しないように,コンパイルしたWebサービス実装クラスに対して手順4.に従いコマンドを実行すると,事前にアノテーションなどのエラーチェックができます。エラーチェックについては,「10.23.1 hwsgenコマンドによるエラーチェックについて」を参照してください。

SEIを起点としたWebサービスの開発例については,次に示す個所を参照してください。