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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus XML Processor ユーザーズガイド


付録A.1 XSLTの動作の差異

XSLTの動作の差異を次の表に示します。

表A‒1 XSLTの動作の差異(バージョン08-50とバージョン08-70以降の比較)

項番

条件

XML Processorの動作

バージョン08-50の場合

バージョン08-70以降の場合

1

XMLInputFactory.createXMLEventReader()メソッドで取得したXMLEventReaderをStAXSourceのコンストラクタ引数に指定して,Transformer.transform()メソッドの入力ソースとした場合

入力XML文書のルート要素の外側にある処理命令は無視されます。

入力XML文書のルート要素の外側にある処理命令も変換対象となります。

2

次の両方の条件に該当する場合

  • トランスフォーマの入力XML文書内の要素がXSLT以外の名前空間に属している

  • XMLEventWriterから作成したStAXResultを使用して変換している

変換中にエラーが発生するか,変換結果が不正になります。

正常に処理されます。

3

次のすべての条件に該当する場合

  • トランスフォーマのスタイルシートでxsl:sortを使った変換を実施する

  • トランスフォーマのスタイルシートのソートキーに日本語が指定されている

J2SE 5.0とJava SE 6の場合とで,ソートの出力結果が異なります。

08-70までの場合

J2SE 5.0とJava SE 6の場合とで,ソートの出力結果が異なります。

09-00以降の場合

Java SE 6だけのため,差異はありません。

4

出力メソッドがxmlで,かつ,指定した出力エンコーディングでは表現できない文字を出力する場合

J2SE 5.0とJava SE 6とで出力結果が異なる場合があります。

08-70までの場合

J2SE 5.0とJava SE 6とで出力結果が異なる場合があります。

09-00以降の場合

Java SE 6だけのため,差異はありません。