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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus XML Processor ユーザーズガイド


6.8.5 エラーを通知しないケース

要素や属性の指定内容が不当な場合や,関数の引数が不正な場合など,XSLTCがエラーを通知しないケースがあります。XSLTCがエラーを通知しないケースを次の表に示します。

表6‒17 XSLTCに関する注意事項(エラーを通知しないケース)

項番

注意事項

1

xsl:apply-templates要素の子要素としてxsl:sort要素とxsl:with-param要素以外のスタイルシート要素を指定した場合。

2

xsl:apply-templates要素のselect属性に空文字列を指定した場合。

3

xsl:comment要素の要素内容にテキスト以外を指定した場合。

4

xsl:decimal-format要素の次に挙げた属性に2文字以上の値を指定した場合。

  • decimal-separator

  • grouping-separator

  • minus-sign

  • percent

  • per-mille

  • zero-digit

  • pattern-separator

5

xsl:element要素またはxsl:attribute要素のname属性に接頭辞で修飾した要素名を指定し,かつ,namespace属性に空文字列を指定した場合。

6

xsl:for-each要素の先頭以外の子要素としてxsl:sortを指定した場合。

7

xsl:import要素に要素内容を指定した場合。

8

xsl:import要素がトップレベル要素の先頭要素でない場合や,xsl:import要素やxsl:include要素がトップレベル要素でない場合。

9

xsl:key要素のuse属性にkey関数を含むXPath式を指定した場合。

10

xsl:message要素をxsl:stylesheet要素の子要素として指定した場合。

11

xsl:message要素のterminate属性に"yes","no"以外の値を指定した場合。

12

xsl:namespace-alias要素のstylesheet-prefix属性やresult-prefix属性に指定した接頭辞に対応する名前空間宣言がない場合。

13

xsl:namespace-alias要素のstylesheet-prefix属性やresult-prefix属性の指定がない場合。

14

xsl:namespace-alias要素に要素内容を指定した場合。

15

xsl:number要素のgrouping-size属性にNumber規則に合致しない文字列を指定した場合。

16

xsl:number要素のlang属性およびlevel属性に不当な値を指定した場合。

17

xsl:number要素のletter-value属性に不当な値を指定した場合。

18

xsl:number要素のgrouping-separator属性に,値が空文字となる変数参照を指定した場合。

19

xsl:output要素のversion属性に不当な値を指定した場合。

20

xsl:output要素のindent属性に不当な値を指定した場合。

21

xsl:output要素のstandalone属性に不当な値を指定した場合。

22

xsl:output要素のomit-xml-declaration属性に不当な値を指定した場合。

23

xsl:param要素のselect属性に空文字列を指定した場合。

24

xsl:sort要素のdata-type属性,order属性,またはcase-order属性に不正な値を指定した場合。

25

xsl:sort要素のdata-type属性,order属性,またはcase-order属性が空文字列になる変数参照である場合。

26

xsl:sort要素のdata-type属性,order属性,またはcase-order属性に大文字の値を指定した場合,小文字で指定されたものとして扱われます。

27

xsl:strip-space要素,xsl:preserve-space要素,xsl:apply-imports要素など,仕様上は要素内容を持てない要素に要素内容を指定した場合。

28

xsl:stylesheet要素のversion属性に不当な値を指定した場合。

29

xsl:stylesheet要素のexclude-result-prefixes属性に指定した接頭辞に対応する名前空間URIが,この属性を持つ要素で有効でない場合。

30

xsl:stylesheet要素の中にxsl:stylesheet要素を指定した場合。

31

xsl:template要素のmatch属性およびmode属性に空文字列を指定した場合。

32

xsl:template要素にname属性の指定がなく,match属性の指定もない場合。

33

xsl:template要素またはxsl:apply-templates要素のmode属性に空文字列を指定した場合。

34

xsl:template要素のpriority属性に空文字列を指定した場合。

35

最初のxsl:template要素より前にリテラル結果要素が現れた場合。

36

xsl:template要素にmode属性があり,match属性がない場合。

37

複数のxsl:with-param要素が同じ値のname属性を持っている場合。

38

xsl:text要素のdisable-output-escaping属性に"yes","no"以外の値を指定した場合。

39

xsl:value-of要素のdisable-output-escaping属性に"yes"または"no"以外の値を指定した場合。

40

xsl:variable要素のselect属性に空文字列を指定した場合。

41

xsl:variable要素またはxsl:param要素に,select属性とテキスト内容の両方が存在する場合。

42

xsl:with-param要素のselect属性に空文字列を指定した場合。

43

次の関数呼び出しの引数の数が不正な場合。

  • number関数

  • boolean関数

  • lang関数

  • concat関数

44

document関数の第二引数が空文字列の場合。

45

format-number関数の第三引数に空文字列を指定した場合。

46

key関数の第一引数に存在しないキー名を指定した場合。

47

unparsed-entity-uri関数の引数の個数が不正な場合。