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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus XML Processor ユーザーズガイド


3.7.2 パーサ切り替え機能の使用方法

パーサ切り替え機能は,アプリケーションで使用するXML実装を同梱し,次に示すJ2EEサーバの定義ファイルで設定します。

これらのファイルの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2. J2EEサーバで使用するファイル」を参照してください。

これらのファイルの格納場所は次のとおりです。

〈この項の構成〉

(1) XML実装の同梱

XML実装を同梱するには,実装を切り替えるJ2EEアプリケーションのライブラリJAR,またはWebアプリケーションのWEB-INF/lib以下にXML実装を格納します。複数のアプリケーションでXML実装を切り替えたい場合,それぞれのアプリケーションにXML実装を同梱してください。ライブラリJARの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「2.3.3 J2EEアプリケーションとJ2EEコンポーネント」を参照してください。

なお,Component Containerのローカル呼び出し最適化機能で,最適化の範囲にallを指定している場合は,「3.7.4(5) Component Containerのローカル呼び出し最適化機能を使用する場合の注意事項」の注意事項を参照してください。

(2) J2EEサーバ用ユーザプロパティファイルの設定

J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル(usrconf.properties)は,J2EEサーバ起動時に設定するシステムプロパティを定義するファイルです。パーサ切り替え機能を使用するには,対象となるXML実装の種類に応じて,次の表に示すプロパティをJ2EEサーバ用ユーザプロパティファイルに設定する必要があります。

表3‒10 J2EEサーバ用ユーザプロパティファイルに設定するプロパティ

APIの種類

プロパティ名

JAXP API

com.cosminexus.jaxp.change

StAX API

com.cosminexus.stax.change

JAXB API

com.cosminexus.jaxb.change

これらのプロパティに設定できる値とその意味を次の表に示します。

表3‒11 プロパティの設定値とその意味

プロパティの設定値

意味

true

各APIのXML実装を同梱のXML実装に切り替えます。

false(デフォルト値)

XML Processorが提供するXML実装を使用します。

(3) J2EEサーバ用セキュリティポリシーファイルの設定

-nosecurityオプション(SecurityManagerの解除)を指定しないでJ2EEサーバを開始する場合,J2EEサーバ用セキュリティポリシーファイル(server.policy)にはAPIの種類に応じて次のように指定します。