1.1.4　XML基盤のアプリケーションの開発容易性が向上する

XML ProcessorはJAXBの実装を提供しています。スキーマ文書をスキーマコンパイラに入力すると，スキーマ文書で定義したXML文書にアクセスするためのJavaクラスを生成します。このJavaクラスを使用すると，XML基盤のアプリケーションを容易に開発できます。JAXBを使用してXMLを処理する流れを次の図に示します。

図1‒3　JAXBを使用してXMLを処理する流れ（新規開発）

スキーマジェネレータにJavaクラスを入力すると，Javaクラスのデータ構造と等価なスキーマ文書を生成します。これによって，既存資産であるJavaクラスを流用して，XML基盤のアプリケーションを容易に構築できます。JAXBを使用して，既存のJavaクラスでXML基盤のアプリケーションを構築する流れを次の図に示します。

図1‒4　JAXBを使用してXMLを処理する流れ（既存Javaクラス流用）

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