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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス API編


10.6 Explicitメモリブロックを制御する処理のエラーチェック(共通エラーチェック)

有効なExplicitメモリブロックを示していない場合,Explicitヒープを操作する多くのAPIは処理できなくなります。そこで,各API共通のエラーチェックルーチンを定義して,APIの処理ができるかどうか判断します。共通エラーチェックは,各APIの処理対象であるExplicitメモリブロックの状態によって,APIを処理できるかどうかを判断します。共通エラーチェックで返却される値は次のとおりです。

true:

APIの処理を続けることができると判断します。処理対象であるExplicitメモリブロックの状態が有効な場合に返却されます。

false:

APIを処理できないと判断します。処理対象であるExplicitメモリブロックの状態が無効な場合に返却されます。

InaccessibleMemoryAreaException(例外クラス):

サポートしていない機能を実行しようとした場合にスローされます。InaccessibleMemoryAreaExceptionクラスの詳細は,「10.7 例外クラス」を参照してください。

なお,処理対象のExplicitメモリブロックが次の状態である場合にスローされます。

  • 解放済みの場合

  • 解放予約済み,または自動解放明示予約済みの場合

  • 有効,無効,解放済み,および解放予約済み以外の状態の場合