Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


付録H.3 共用キューのバージョンアップ

共用キューのバージョンを0100または0200から0300に移行する手順について,次に示します。

  1. Reliable Messagingの停止

    Reliable Messagingを停止します。詳細については,「4.1.3 Reliable Messagingの停止(永続版リソースアダプタの場合)」を参照してください。

  2. DBのバックアップ

    バージョンアップによって,次に示す三つのテーブルが変更されます。必要に応じてDBのバックアップをとってください。

    • 共用キュー受信用メッセージ情報テーブル

    • 共用キュー受信用ライト管理テーブル

    • 共用キュー受信用リード管理テーブル

  3. スクリプトファイルの編集

    共用キューをバージョンアップするためのスクリプトファイル(%HRMDIR%\sql\shqupdate_V1toV2.sql)を任意の場所にコピーしてから,テキストエディタで開き,ファイル中の"<RMSystemName>"の部分をRMSystemNameの指定値に置き換えてください。また,ファイル中の"<QueueName>"の部分をバージョンアップする受信用共用キューのキュー名に置き換えてください。

  4. SQLファイルの実行

    SQLファイルを実行して,受信用共用キューのテーブルを拡張します。

    Windowsの場合

    次に示すコマンドでHiRDB SQL Executerを開始したあと,HiRDB SQL Executerの[ファイル]メニューから[ファイルから実行]を選択し,手順3.で編集したSQLファイルを指定して実行します。

    pdsqlw -u <接続ユーザ名>/<パスワード>
           -h <HiRDBサーバのホスト名またはIPアドレス>
           -n <HiRDBサーバのポート番号>
    UNIXの場合

    環境変数PDUSER,PDHOST,PDNAMEPORTを設定したあと,次に示すコマンドでHiRDB SQL ExecuterからSQLファイルを実行します。

    pdsql  <  <手順3.で編集したSQLファイルのパス>
    注※

    接続ユーザ名には,権限を付与した接続ユーザ名を指定します。詳細については,「3.4.1(1)(b) HiRDBのユーザ権限の付与」を参照してください。

  5. バージョンアップしたい受信用共用キューに応じて手順2.から手順4.までを繰り返してください。