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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


3.5.7 Reliable Messagingの運用前の準備(非永続版リソースアダプタの場合)

Reliable Messagingの運用前の準備について説明します。

〈この項の構成〉

(1) Reliable Messagingの接続テスト

Reliable Messagingに設定した内容が正しいかどうか,接続テストによって検証します。

(a) 接続テストで確認できる項目

接続テストの成功によって,次に示す項目を確認できます。

  • RMSystemNameプロパティのフォーマットが正しいこと。

(b) 接続テストの手順

  1. 次に示すコマンドを実行してReliable Messagingの接続テストを実施します。

    実行形式
    cjtestres [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -type rar -resname <Reliable Messagingの表示名>
    実行例

    cjtestres MyServer -type rar -resname Cosminexus_Reliable_Messaging

    なお,接続に失敗した場合には,出力されるメッセージを基にエラーに対処し,再度接続テストを実施してください。

cjtestresコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。

注意事項

一度接続テストをしたReliable Messagingは,J2EEサーバを再起動するまで削除できません。Reliable Messagingを削除する場合は,Reliable Messagingを停止してから,J2EEサーバを再起動してください。

(c) 接続テストの失敗事例

接続テストに失敗する事例を次に示します。

  • Component Container側でエラーを検知した場合

    接続テストではReliable MessagingとComponent Containerの両方でチェックを実行します。そのため,Component Container側でエラーを検知すると接続テストに失敗する場合もあります。

接続テストに成功してもReliable Messagingの起動時に接続に失敗する場合があります。事例を次に示します。

  • QueueConfigFileNameプロパティやQueueMakeFileNameプロパティに指定したファイルパスが不正のとき,または指定したファイルの内容が不正のとき

  • ロガーの初期化に失敗したとき,またはコマンドのネーミングサービスの登録に失敗したとき

(2) Reliable Messagingの開始

cjstartrarコマンドを実行して,Reliable Messagingを開始します。

実行形式
cjstartrar [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -resname <Reliable Messagingの表示名>
実行例
cjstartrar MyServer -resname Cosminexus_Reliable_Messaging

cjstartrarコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。

注意事項
  • J2EEアプリケーション中のJ2EEリソースがReliable Messagingを参照している場合は,Reliable Messagingを開始してから,J2EEアプリケーションを開始してください。

  • 一度開始したリソースアダプタは,J2EEサーバを再起動するまで削除できません。リソースアダプタを削除する場合は,リソースアダプタを停止してから,J2EEサーバを再起動してください。