Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


3.5.3 Reliable Messagingのプロパティ定義(非永続版リソースアダプタの場合)

Reliable Messagingのプロパティを定義します。Reliable Messagingをデプロイしたあとでも実行できます。なお,設定済みのReliable Messagingのプロパティを変更する場合は,該当するReliable Messagingを停止した状態で実行してください。

〈この項の構成〉

(1) 編集する属性ファイル

Reliable Messagingで提供するConnector属性ファイルのテンプレートを任意のディレクトリにコピーして,コピーしたファイルを編集します。

Connector属性ファイルのテンプレートは,次のディレクトリに格納されています。

%HRMDIR%\conf\rmnp_prop.xml

なお,cjgetrespropコマンドによって取得したConnector属性ファイルを使用することもできます。

注意事項

テンプレートからコピーしたConnector属性ファイルにASCII文字以外を使用する場合は,次のどちらかの対処が必要です。

  • UTF-8形式で保存する。

  • 編集したファイルの文字エンコーディング形式に従って,ファイルの先頭行に次に示すencoding宣言を追加する。

    <?xml version="1.0" encoding="<文字エンコーディング>"?>

(2) 編集する属性設定項目

Reliable Messagingのプロパティ設定項目を次に示します。

(a) リソースアダプタの一般情報

設定できるReliable Messagingの一般情報属性(<outbound-resourceadapter>タグ)の設定項目を次に示します。

項目

必須

対応するタグ

トランザクションサポートのレベル

<transaction-support>

再認証のサポート有無

<reauthentication-support>

(凡例) ○:必須

注※ 必ずfalseを指定してください。

プロパティの設定項目の説明については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」を参照してください。

(b) コンフィグレーションプロパティ

Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティ(<outbound-resourceadapter> - <connection-definition> - <config-property>タグ)の設定項目を次に示します。

項目

対応するタグ

コンフィグレーションプロパティ名

<config-property-name>

コンフィグレーションプロパティのデータ型

<config-property-type>

コンフィグレーションプロパティの値

<config-property-value>

注※ コンフィグレーションプロパティの値をクリアする場合

<config-property-value>タグだけを指定して,値を指定しないでください。

<config-property-value>タグ自体が指定されていない場合は,そのプロパティの値は変更されないで,すでに設定されている値がそのまま有効になります。

定義するコンフィグレーションプロパティの数だけ上記の設定を繰り返してください。

Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティの設定内容については,「6. コンフィグレーションプロパティ」を参照してください。

(c) 実行時プロパティ

Reliable Messagingの実行時プロパティ(<outbound-resourceadapter> - <connection-definition> - <connector-runtime> - <property>タグ)の設定項目を次に示します。

項目

対応するタグ

プロパティ名

<property-name>

プロパティのデータ型

<property-type>

プロパティの値

<property-value>

定義するプロパティの数だけ,上記の設定を繰り返してください。

実行時プロパティ名(<property-name>)およびコネクションプールの動作と注意事項については,マニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド」のDB Connectorのプロパティ定義に関する内容を参照してください。

(3) コンフィグレーションプロパティの設定例

Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティの設定例を示します。コンフィグレーションプロパティの各項目の詳細については,「6.2 Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティの詳細説明」を参照してください。

表3‒18 Reliable Messagingのコンフィグレーションプロパティの設定例(非永続版リソースアダプタの場合)

項番

プロパティ名

設定例

1

RMSystemName

<システム名>

2

QueueMakeFileName

<キュー作成ファイルの場所>

3

QueueConfigFileName

指定しない

4

RMSweepTimerInterval

600

5

RMPassByReference

false

6

RMMaxDeliveryNum

10

7

RMMethodTraceLevel

1

8

RMLogTraceFileNum

2

9

RMLogTraceFileSize

2097152