Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus HTTP Server


付録I 運用管理ポータルによるリバースプロキシを使用したprefork MPMの論理Webサーバの構築方法

UNIX版で運用管理ポータルを使用して論理Webサーバを構築する際,J2EEサーバの連携方法でリバースプロキシを選択した場合はworker MPMの論理Webサーバが構築され,リダイレクタを選択した場合はprefork MPMの論理Webサーバが構築されます。ここではリバースプロキシを使用するprefork MPMの論理Webサーバを構築するための方法について説明します。

次の説明では,運用管理ドメイン内のホストの定義,パフォーマンストレーサの設定ができていると仮定します。

  1. マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「9.10.1 Webサーバの追加」の「(2)表示手順」に従い,[Webサーバの追加]画面を表示し,「(3)操作手順」でWebサーバを追加する際に[J2EEサーバ連携]フィールドで「リダイレクタ」を選択して[追加]ボタンをクリックします。

  2. マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「9.11 論理サーバの一括セットアップ」の手順に従い,1.で追加したWebサーバをセットアップします。

  3. マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「10.9.1 Webサーバの設定」の「(2)表示手順」に従い,[Webサーバの設定]画面を表示します。[設定ファイルの参照]ボタンをクリックして[設定ファイルの内容]に表示された設定を編集します。編集方法は次のとおりです。

    • 連携するJ2EEサーバへのリバースプロキシの設定を追加します。詳細は「4.7 リバースプロキシの設定」を参照してください。リバースプロキシの設定例を示します。

      (例)

      LoadModule proxy_module libexec/mod_proxy.so
      LoadModule proxy_http_module libexec/mod_proxy_http.so
      ProxyPass / http://backend.example.com:8008/
      ProxyPassReverse / http://backend.example.com:8008/
    • 「Include“<Application Serverのインストールディレクトリ>/CC/web/redirector/servers/<論理Webサーバの実サーバ名>/mod_jk.conf”」が定義されている場合はその定義を削除してください。

    • ほかにWebサーバの設定を変更する場合は[設定ファイルの内容]を適宜修正します。編集が完了したら,画面の[設定ファイルの内容を直接設定します]を選択し,[適用]ボタンをクリックします。

  4. マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「10.9.2 リダイレクタの設定(リダイレクタを使用した場合)」の「(2)表示手順」に従い,[リダイレクタの設定]画面を表示します。[利用するパフォーマンストレーサ]で利用するパフォーマンストレーサを設定し,[適用]ボタンをクリックします。

  5. マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「10.10 論理サーバの設定ファイルの配布」に従い,これまでに設定した情報をサーバに配布します。

これで,リバースプロキシを使用するprefork MPMの論理Webサーバの構築は完了です。