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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus HTTP Server


6.1.3 ディレクティブの説明形式

この項では,「6.2 ディレクティブの詳細」で記載する項目について,注意が必要な事項を説明します。

〈この項の構成〉

(1) ディレクティブ名

ディレクティブ名を記載しています。また,各ディレクティブの指定形式を次の記号で説明しています。

記号

意味

〔 〕

〔 〕内の項目を省略できます。

(例)A〔,B〕〔,C〕のとき,次の4通りの指定ができます。

A

A,B

A,B,C

A,C

{ }

{ }内のどれか一つを選んで指定します。

(例)A{,B,C}のとき,次の2通りの指定ができます。

A,B

A,C

選択肢の区切りを表しています。

_(アンダーライン)

項目の指定を省略したときに,システムが仮定する値を表しています。

この記号の直前に位置する項目を繰り返し指定できます。

この記号の直前に位置する項目をこの記号以降の文法規則に従って,記述することを示します。

《 》

項目の指定を省略したときに,システムが仮定する値を表しています。

(( ))

指定できる値の範囲を表しています。

(2) 「記述できる場所」について

ディレクティブによっては,記述できる場所が制限されているものがあります。「6.2 ディレクティブの詳細」では,各ディレクティブの記述できる場所を次のような形式で記述します。

記述できる場所

説明

httpsd.conf

VirtualHostブロック,Directoryブロック以外のhttpsd.confファイル

<VirtualHost>

httpsd.confファイルのVirtualHostブロック

<Directory>

httpsd.confファイルのDirectoryブロック,Locationブロック,Filesブロック

.htaccess

AccessFileNameディレクティブで指定したアクセスコントロールファイル

<Location>

httpsd.confファイルのLocationブロック

また,ディレクティブは次に示す順に参照されます。

  1. VirtualHostブロック,Directoryブロック以外のhttpsd.confファイル

  2. httpsd.confファイルのVirtualHostブロック

  3. httpsd.confファイルのDirectoryブロック

  4. アクセスコントロールファイル

  5. httpsd.confファイルのFilesブロック

  6. httpsd.confファイルのLocationブロック

DirectoryブロックのAllowOverrideディレクティブの定義(上書き許可レベル)によって,アクセスコントロールファイルで定義しているディレクティブを有効または無効にできます。

(3) 「上書き許可」について

AllowOverrideディレクティブで上書きを許可する場合の許可レベルを定義します。各ディレクティブの上書き許可レベルは,各ディレクティブで説明します。許可レベルは複数あります。詳細は,AllowOverrideディレクティブを参照してください。なお,各ディレクティブの説明で.htaccessが指定でき,かつ上書き許可レベルの記述がない場合には,許可レベルはAllになります。