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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)


-XX:[+|-]PrintCodeCacheInfo(コードキャッシュ領域情報出力オプション)

〈このページの構成〉

形式

-XX:+PrintCodeCacheInfo

コードキャッシュ領域の使用量を出力します。

また,コードキャッシュ領域の使用量がしきい値に達したことを知らせるメッセージを出力します。

-XX:-PrintCodeCacheInfo

コードキャッシュ領域の使用量を出力しません。

また,コードキャッシュ領域の使用量がしきい値に達したことを知らせるメッセージを出力しません。

説明

コードキャッシュ領域の使用量を出力するかどうか,また,使用量がしきい値に達したことを知らせるメッセージをJavaVMログファイルに出力するかどうかを指定します。

コードキャッシュ領域については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム設計ガイド」の「7.2.6 SerialGC使用時のJavaVMで使用するメモリ空間の構成とJavaVMオプション」を参照してください。

このオプションを有効にすると,GC発生時,コードキャッシュ領域の使用量が拡張verbosegc情報に出力されます。また,コードキャッシュ領域の使用量がしきい値に達したとき,メッセージが出力されます。

しきい値は「コードキャッシュ領域の最大サイズ×-XX:CodeCacheInfoPrintRatioオプションの値÷100」です。

-XX:-HitachiVerboseGCオプションを指定している場合でも,javagcコマンドの-vオプションや-sオプションによって出力する拡張verbosegc情報には,コードキャッシュ領域の使用量が出力されます。

デフォルト値
  • -XX:+PrintCodeCacheInfo

前提オプション
  • -XX:+HitachiVerboseGC

関連オプション
  • -XX:+HitachiCommaVerboseGC

  • -XX:CodeCacheInfoPrintRatio

出力形式

コードキャッシュ領域の使用量の出力形式を次に示します。

[id] <date> (Skip Full:full_count, Copy:copy_count, Inc:inc_count) [gc_kind gc_info, gc_time secs][Eden: eden_info][Survivor: survivor_info][Tenured: tenured_info] [Metaspace: metaspace_info][class space: class_space_info][cause:cause_info] [User: user_cpu secs][Sys: system_cpu secs][IM: jvm_alloc_size, mmap_total_size, malloc_total_size][TC: thread_count][DOE: doe_alloc_size, called_count][CCI: cc_used_sizeK, cc_max_sizeK, cc_infoK]

出力内容を次に示します。なお,ここでは,このオプションによって出力される項目について説明します。ここで説明している以外の項目については,「-XX:[+|-]HitachiVerboseGC(拡張verbosegc情報出力オプション)」の出力形式の説明を参照してください。

cc_used_size

GC発生時のコードキャッシュ領域の使用サイズ。単位はキロバイトです。

cc_max_size

コードキャッシュ領域の最大サイズ。単位はキロバイトです。

cc_info

保守情報。

コードキャッシュ領域の使用量がしきい値に達したことを知らせるメッセージの出力形式を次に示します。

[cc_id]<cc_date>CodeCache usage has exceeded the threshold.[cc_used_sizeK, cc_max_sizeK, cc_infoK]

メッセージの出力内容を次に示します。

cc_id

CCI(JavaVMログファイル識別子)。

cc_date

JITコンパイルを実行した日時。

cc_used_size

JITコンパイル後のコードキャッシュ領域の使用サイズ。単位はキロバイトです。

cc_max_size

コードキャッシュ領域の最大サイズ。単位はキロバイトです。

cc_info

保守情報。

出力例

注意事項