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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)


4.14 論理CTMで指定できるパラメタ

ここでは,論理CTMで指定できるパラメタについて説明します。

論理CTMで指定できるパラメタについて次の表に示します。「省略値」とは,パラメタの指定がない場合に仮定される値です。

「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。

表4‒93 論理CTMに設定できるパラメタ

param-name指定値

param-valueの指定内容

省略値

関連情報

ctm.Agent

CTMレギュレータのORBゲートウェイ機能を使用するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。

バッチアプリケーションを実行するシステムの場合は,必ず「1」を指定してください。

1:

使用します。

0:

使用しません。

0

ctm.cdm

利用するCTMドメインマネジャのCTMドメイン名を指定します。同一ホスト内のCTMドメインマネジャのCTMドメイン名を指定してください。

CTMDOMAIN

ctm.CreatePolicy

create要求のCTMノード選択ポリシーを選択します。次のどちらかを指定します。

normalDispatch:

スケジュールキューの負荷状況に応じてCTMデーモンを選択します。

priorDispatch:

create要求を受け付けたCTMデーモンを,優先的に選択します。ただし,そのCTMデーモンに登録されているスケジュールキューが高負荷状態,および閉塞状態の場合は,ほかのCTMデーモンを選択します。

normalDispatch

「機能解説 拡張編」の「3.8 リクエストの負荷分散

ctm.DCSendTimeOut

CTM間通信のリクエスト転送時のタイムアウト時間を0〜2147483647の範囲の整数(単位:秒)で指定します。

0は設定しないことを表します。

180

ctm.DispatchParallelCount

自CTM内でクライアントからの要求メッセージをJ2EEサーバに振り分けるスレッドの最大値を0〜32767の範囲の整数で指定します。

255

ctm.DispatchPolicy

リクエストのスケジュールポリシーを選択します。

normalDispatch:

スケジュールキューの負荷状況に応じてリクエストをスケジュールします。

priorDispatch:

リクエストを受け付けたCTMデーモンに登録されているスケジュールキューに,優先的にリクエストをスケジュールします。ただし,そのCTMデーモンに登録されているスケジュールキューが高負荷状態,および閉塞状態の場合は,ほかのCTMデーモンに登録しているスケジュールキューにリクエストをスケジュールします。

priorDispatch

「機能解説 拡張編」の「3.8 リクエストの負荷分散

ctm.EjbPort

EJBクライアントがCTMデーモンの新しいコネクションを探すときに使用するポート番号を5001〜65535の範囲の整数で指定します。指定しない場合はOSが自動的に割り当てたポート番号を使用します。

自動

ctm.LoadCheckInterval

スケジュールキューの負荷状況を監視する時間間隔を0から32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。0は一定時間間隔での負荷状況監視を行わないことを表します。

10

ctm.LogFileCount

CTMログファイルの面数を指定します。

指定できる値は,2,4,8,16,24,32です。

2

ctm.LogFileSize

CTMログファイルの1ファイルの最大サイズを1〜3の範囲の整数(単位:メガバイト)で指定します。

1

ctm.MaxRequestCount

CTMに登録するCTMキューが,同時に登録できるリクエスト数を1〜32767の範囲の整数で指定します。

50

ctm.ns.port

CTMと対となるネーミングサービスのポート番号を1〜65535の範囲の整数で指定します。

20348

ctm.NsBindHost

一つのマシンに複数のIPアドレスが割り当てられている場合に,特定のIPアドレスに割り当てるかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。

true:

特定のIPアドレスに割り当てます。

false:

特定のIPアドレスに割り当てません。

false

ctm.port

CTMが使用するポート番号を5001〜65535の範囲の整数で指定します。

20138

ctm.QueueCount

CTMに登録できるCTMキュー数を1〜32767の範囲の整数で指定します。

128

ctm.QueueDeleteWait

異常終了したJ2EEサーバが登録していたCTMキューを削除しないで保留し,J2EEサーバの再開始を待つ場合の待ち時間を,0〜2147483647の範囲の整数(単位:秒)で指定します。

0

ctm.QueueInterval

システム停止しきい値の処理率を求める時間間隔を1〜32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。

なし

ctm.QueueRate

キュー滞留監視状態へ移行する滞留率のしきい値を0〜99の範囲の整数(単位:%)で指定します。

なし

ctm.QueueRegistCount

同じCTMキューを共有できるJ2EEアプリケーション数を1〜32767の範囲の整数で指定します。

64

ctm.RegOption

CTMレギュレータの設定ファイルを,CTM稼働ホストの絶対パス(256文字以内の文字列)で指定します。

なし

ctm.RegStart

CTM開始時に自動開始するCTMレギュレータのプロセス数を0〜32767の範囲の整数で指定します。

1

ctm.RequestCount

何回タイムアウトが発生したら自動閉塞するかを1〜32767の範囲の整数で指定します。

なし

ctm.RequestInterval

タイムアウト発生回数を求める時間間隔を1〜32767の範囲の整数(単位:秒)で指定します。

なし

ctm.ServerCacheSize

CTMドメインの構成情報を格納するキャッシュテーブルのサイズを1〜32767の範囲の整数(単位:キロバイト)で指定します。

1024

ctm.ServerConnectCount

CTMに接続するJ2EEサーバの最大数を0〜32767の範囲の整数で指定します。

64

ctm.StatsFileCount

CTM稼働統計情報の世代数を指定します。

指定できる値は,3,4,16,32,64,128,256です。

3

ctm.StatsFileSize

CTM稼働統計情報のファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。

指定できる値は,1,2,3,4,8,16,32,64,128,256,512,1024です。

3

ctm.StatsInterval

CTM稼働統計情報をファイルに出力する時間間隔を1〜1440の範囲の整数(単位:分)で指定します。

1

ctm.StatsUse

CTM稼働統計情報を取得するかしないかを設定します。次のどちらかを指定します。

Y:

取得します。

N:

取得しません。

Y

ctm.SystemDown

システムを停止するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。

1:

停止します。

0:

停止しません。

1

ctm.SystemDownRate

システム停止へ移行する処理率のしきい値を1〜100の範囲の整数(単位:%)で指定します。

なし

ctm.TSCGwOption

OTMゲートウェイの設定ファイルを,CTM稼働ホストの絶対パス(256文字以内の文字列)で指定します。

なし

ctm.TSCGwStart

CTM開始時に自動開始するOTMゲートウェイのプロセス数を0〜32767の範囲の整数で指定します。

0はOTMゲートウェイを起動しないことを表します。

0

ctm.WatchQueue

キューの停留監視をするかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。

true:

キューの停止監視をします。

false:

キューの停止監視をしません。

false

ctm.WatchRequest

J2EEサーバへのリクエストの送信でタイムアウトが発生したときにキューを閉塞するかどうかを指定します。次のどちらかを指定します。

true:

キューを閉塞します。

false:

キューを閉塞しません。

false

ctmid

CTMの識別子を31文字以内の文字列で指定します。使用できる文字は英数字,アンダースコア「_」,およびピリオド「.」です(ピリオドはIPアドレスの場合だけ指定できます)。「CTM」または「ctm」で始まる文字列は指定しないでください。

このパラメタを指定する場合,運用管理ドメイン内のすべての論理CTMサーバで一意の値を指定する必要があります。

なお,IPアドレスを指定した場合,ピリオド「.」は,アンダースコア「_」に置き換えられます。

<ホストの定義の<agent-host>タグに指定された値>_<CTMのポート番号>

注※

<agent-host>タグにホスト名を指定している場合,IPアドレスに変換した値が指定されます。また,<agent-host>タグにIPアドレスを指定している場合,ピリオド「.」はアンダースコア「_」に置き換えられます。