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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)


4.3.9 論理サーバの定義

〈この項の構成〉

(1) <define-server>

内容

<hosts-for>タグで指定した物理ティアに属する論理サーバごとに,コンフィグレーションを定義します。

例えば,<hosts-for>タグがhttp-tierの場合は,Webサーバ用と,パフォーマンストレーサ用にぞれぞれ一つずつ論理サーバを定義できます。複数の論理サーバを定義する場合は,<define-server>タグを複数指定します。

指定可能値

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できます。

(2) <logical-server-name>

内容

論理サーバまたはクラスタを識別するための名称を指定します。

指定可能値

英数字またはアンダースコア「_」およびハイフン「-」で指定した128文字以内の文字列を指定します。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できます。

(3) <display-name>

内容

論理サーバの表示名を指定します。指定する文字に制限はありません。

指定可能値

128文字以内の任意の文字列を指定します。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できます。

(4) <description>

内容

論理サーバのコメントを指定します。指定する文字に制限はありません。

指定可能値

1024文字以内の任意の文字列を指定します。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できます。

(5) <logical-server-type>

内容

必須定義。

コンフィグレーションを定義する論理サーバの種類を指定します。

論理サーバの種類を次に示します。

  • web-server:Webサーバ

  • j2ee-server:J2EEサーバ

  • performance-tracer:パフォーマンストレーサ

  • ctm-domain-manager:CTMドメインマネジャ

  • component-transaction-monitor:CTM

  • smart-agent:スマートエージェント

  • naming-service:ネーミングサービス

  • user-server:ユーザサーバ

ホストが属する物理ティアの種類によって,コンフィグレーションが定義できる論理サーバが異なります。物理ティアの種類を次に示します。

combined-tierの場合

Webサーバ,J2EEサーバ,パフォーマンストレーサとユーザサーバ

http-tierの場合

Webサーバ,パフォーマンストレーサとユーザサーバ

j2ee-tierの場合

J2EEサーバ,パフォーマンストレーサとユーザサーバ

ctm-tierの場合

Webシステムごとに定義できる論理サーバが異なります。

  • 統合ネーミングスケジューラサーバ用のWebシステムの場合

    CTMドメインマネジャ,CTM,スマートエージェント,パフォーマンストレーサとユーザサーバ

  • CTM用のWebシステムの場合

    CTMドメインマネジャ,CTM,スマートエージェント,J2EEサーバ,パフォーマンストレーサとユーザサーバ

free-tierの場合

Webサーバ,J2EEサーバ,CTMドメインマネジャ,CTM,スマートエージェント,ネーミングサービス,パフォーマンストレーサ,Webサーバクラスタ,J2EEサーバクラスタとユーザサーバ

指定可能値

指定できる文字列を次に示します。

  • web-server

  • j2ee-server

  • performance-tracer

  • ctm-domain-manager

  • component-transaction-monitor

  • smart-agent

  • naming-service

  • user-server

タグの省略

省略できません。

値の省略

省略できません。

(6) <cluster-ref>

内容

論理サーバをクラスタのメンバにする場合に,クラスタ名を指定します。

クラスタのメンバにする論理サーバがJ2EEサーバの場合はJ2EEサーバクラスタ名を,Webサーバの場合はWebサーバクラスタ名を指定します。

J2EEサーバおよびWebサーバ以外の論理サーバは,クラスタのメンバとして設定できません。

free-tier構成の場合だけに定義されます。

指定可能値

英数字またはアンダースコア「_」およびハイフン「-」で指定した128文字以内の文字列を指定します。

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できます。

(7) <server-no>

内容

サービスユニット内の特定のJ2EEサーバのコンフィグレーションを指定する場合に,J2EEサーバを識別するための番号を指定します。

1ホスト内で番号が重複しないように指定してください。このタグは,物理ティアの定義で<j2ee-server-count>タグを指定した場合に,J2EEサーバのコンフィグレーションを指定するときは,必ず指定してください。

指定可能値

1〜<j2ee-server-count>の指定値

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できます。

(8) <configuration>

内容

論理サーバごとに適用するコンフィグレーションを定義します。

なお,物理ティアの定義で定義した環境設定値で運用する場合は,<configuration>タグの定義は不要です。

<logical-server-type>でJ2EEサーバクラスタまたはWebサーバクラスタを指定していた場合は指定できません。

指定可能値

タグの省略

省略できます。

値の省略

省略できます。