4.3.1　概要

簡易構築定義ファイルには，Webシステムの属性，負荷分散機，物理ティア，サービスユニット，およびサービスユニットを構成するホストを定義します。Webシステムの属性，物理ティア，サービスユニット，およびホストは，定義ファイル内に必要な数だけ定義し，負荷分散機はWebシステム内に一つ定義します。

ただし，アプリケーションサーバから負荷分散機を制御する場合（Smart Composer機能で負荷分散機の設定，および実サーバポートの開始・閉塞をしない場合）は，負荷分散機の定義を記述する必要はありません。また，バッチアプリケーションを実行するシステムの場合，負荷分散機を使用しないため，負荷分散機の定義を記述する必要はありません。

なお，次のテンプレートファイルをコピーして利用してください。

• 互換モードを使用する場合

  <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\templates\cmxdefcombinedmodel_V9.xml

• 互換モードを使用しない場合

  <Application Serverのインストールディレクトリ>\manager\config\templates\cmxdefcombinedmodel.xml

  参考

  テンプレートファイルの文字エンコーディングは，UTF-8です。

注意事項

システムを構築したあとにシステムの構成変更をする場合は，構成変更定義ファイルを使用してください。簡易構築定義ファイルの編集で，システムの構成変更はできません。

システムを構成変更する方法は，サービスユニット・ホスト追加用の構成変更定義ファイルを利用したcmx_change_modelコマンドの実行だけです。

〈この項の構成〉

• (1)　形式

• (2)　格納先