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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


car_tar_gz(coreアーカイブ機能)

〈このページの構成〉

形式

car_tar_gz [-i <実行ファイル名>] [-f] [-s|-S] [<coreファイル名>] > <出力ファイル名>

機能

coreファイルと関連するライブラリなどをまとめて,一つのアーカイブファイルに出力します。car_tar_gzコマンドはgzipコマンドを使用して圧縮します。なお,このコマンドはUNIX用です。

引数

-i <実行ファイル名>

実行ファイル名を指定します。

-f

パス名付きでライブラリなどのファイルを取得します。

-s

出力するアーカイブファイルのサイズ(単位:バイト)を報告します。

この場合,アーカイブファイルは出力されません。

-S

アーカイブファイルを作成するための,シェルスクリプトを出力します。

このオプションを指定する場合,<出力ファイル名>には,シェルスクリプト名を指定してください。

出力されたシェルスクリプトを実行すると,アーカイブファイルが出力されます。

<coreファイル名>

coreファイル名を指定します。省略した場合,"core"が指定されます。

<出力ファイル名>

アーカイブファイル,またはシェルスクリプトのファイル名を指定します。

入力例

アーカイブファイルを作成する場合
car_tar_gz -f core.8326 > corefile.tar.gz
アーカイブファイルのサイズを調べる場合
car_tar_gz -s core.8326
シェルスクリプトからアーカイブファイルを作成する場合
  1. シェルスクリプトを作成します。

    car_tar_gz -S core.8326 > collect_cores.csh

  2. シェルスクリプトに実行権を付与します。

    chmod +x ./collect_cores.csh

  3. シェルスクリプトを実行して,アーカイブファイルを作成します。

    ./collect_cores.csh > corefile.tar.gz

戻り値

0:

正常終了しました。

1:

異常終了しました。

出力メッセージ

次のメッセージを出力した場合,正常なアーカイブファイルは出力されません。

表10‒2 car_tar_gzコマンドで出力されるエラーメッセージ

項番

エラーメッセージ

説明

1

usage: car_tar_gz [ -i executable-file ] [ -f ] [ -s | -S ] [ core-file ]

コマンドの引数が不正です。

2

car_tar_gz: inner error!

car_tar_gzコマンドの内部エラーです。

3

car_tar_gz: cannot create temporary name

一時的に使用するファイルが作成できません。

カレントディレクトリにある,ファイルcar_exec??(??は00〜99)を削除するか,移動してください。

4

car_tar_gz: 〜 : file not found

ファイルが見つかりません。

coreファイルおよび-iオプションで指定した実行ファイルを確認してください。

5

car_tar_gz: 〜 : not supported platform

サポートしていないOSです。

注意事項