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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


vmiunit compare(登録済みの定義ディレクトリとの内容比較)

〈このページの構成〉

形式

vmiunit compare [共通引数] -unit <管理ユニット名>
                -dir <定義ディレクトリ>

機能

管理ユニットに登録されている定義ディレクトリの内容と,指定された定義ディレクトリの内容とを比較します。

引数

-unit <管理ユニット名>

比較対象となる定義ディレクトリが登録されている管理ユニットの名称を指定します。

-dir <定義ディレクトリ>

比較対象となる定義ディレクトリを指定します。

入力例・出力例

入力例
vmiunit compare -unit gyoumu01 -dir D:/temp/dir
出力例
  • ティアが一つのとき

    ## compared definition directory. ##
    M combined-tier-01/vmi/tier.properties
      combined-tier-01/vmi/tierlb.properties
    D combined-tier-01/app/gyoumu1.ear
    A combined-tier-01/app/gyoumu2.ear
    D combined-tier-01/config/Cosminexus/gyoumu1/META-INF/cosminexus.xml
    A combined-tier-01/config/Cosminexus/gyoumu2/META-INF/cosminexus.xml
      combined-tier-01/config/Cosminexus/CC/admin/usrconf/usrconf.bat
    M combined-tier-01/config/Cosminexus/CC/admin/usrconf/usrconf.properties
         :
     (空行)
    Update Scope: 
    combined-tier-01 : all
  • ティアが複数のとき

    ## compared definition directory. ##
    M http-tier-001/vmi/tier.properties
      http-tier-001/vmi/tierlb.properties
    M http-tier-001/config/Cosminexus/manager/config/adminagent.properties
         :
    M j2ee-tier-01/vmi/tier.properties
      j2ee-tier-01/vmi/tierlb.properties
    D j2ee-tier-01/app/gyoumu1.ear
    A j2ee-tier-01/app/gyoumu2.ear
    D j2ee-tier-01/config/Cosminexus/gyoumu1/META-INF/cosminexus.xml
    A j2ee-tier-01/config/Cosminexus/gyoumu2/META-INF/cosminexus.xml
    j2ee-tier-01/config/Cosminexus/CC/admin/usrconf/usrconf.bat
    M j2ee-tier-01/config/Cosminexus/CC/admin/usrconf/usrconf.properties
         :
     (空行)
    Update Scope: 
    http-tier-001 : meta
    j2ee-tier-01 : all
    j2ee-tier-02 : mismatch

出力形式

<比較結果> <ファイルパス>
(空行)
Update Scope:
<ティア識別子> : <変更範囲>

定義ディレクトリのディレクトリパスを最上位パスとして,それ以下のファイルパスが出力されます。ファイルパスは,大文字・小文字の違いは無視されて昇順にソートされます。「Update Scope:」よりあとは,ティア識別子ごとに出力されます。

なお,定義ディレクトリの取り込み時に無視されたファイルについては,このコマンドでの出力の前に,ファイルごとにワーニングメッセージが出力されます。無視されたファイルは,この出力形式に出力されません。

<比較結果>

管理ユニットに登録済みの定義ディレクトリと,指定された定義ディレクトリの比較結果が次のどれかで出力されます。

  • A:指定された定義ディレクトリだけにあります。

  • D:管理ユニットに登録済みの定義ディレクトリだけにあります。

  • M:どちらにもありますが,ファイルの中身が異なります。

  • <空白>:どちらにもあります。また,ファイルの中身も同じです。

<変更範囲>

すべての比較結果から仮想サーバの変更範囲が次のどれかで出力されます。

  • all:vmiunitコマンドにサブコマンドupdateを指定して実行した場合,仮想サーバの定義ディレクトリ全体を更新します。

  • application:vmiunitコマンドにサブコマンドupdateを指定して実行した場合,仮想サーバのアプリケーションだけを更新します。

  • meta:管理ユニットに関する設定だけを更新します。vmiunitコマンドにサブコマンドupdateを指定して実行しても仮想サーバの定義は更新しません。

  • none:仮想サーバの定義に変更はありません。

  • mismatch:登録済みの定義ディレクトリとティア識別子が一致しないため,vmiunitコマンドにサブコマンドimportを指定して実行しても定義ディレクトリの内容は更新しません。

戻り値

0:

正常終了しました。

64:

異常終了しました。

エラーおよび警告条件

項番

エラー・警告条件

戻り値

1

指定された管理ユニットがありません。

64

2

指定された定義ディレクトリがありません。

64

3

指定された定義ディレクトリの内容に誤りがあります。

64

4

定義ディレクトリが登録されていません。

64