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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


cmx_delete_system(Webシステムの削除)

〈このページの構成〉

形式

機能

Webシステム,またはWebシステム中のサービスユニットを削除します。-unitオプションの指定を省略した場合はWebシステムを,-unitオプションを指定した場合はWebシステム中のサービスユニットを削除します。ホスト単位管理モデルで構築したWebシステムの場合に,複数のアプリケーションサーバ(ホスト)で負荷分散機の仮想サーバを共有しているときは,-lbオプションで仮想サーバを削除するかどうかを指定して,Webシステムを削除してください。

また,-nsオプションを指定した場合は,Webシステムに関連づいていない論理サーバ,およびホストをすべて削除します。

なお,このコマンドはManagement Serverに登録したWebシステムの情報モデル,負荷分散機に設定した情報,および削除対象のWebシステムまたはサービスユニットに関連づいている,すべてのホストも削除します。ただし,ほかのWebシステムや削除対象外のサービスユニットから参照しているホスト,およびSmart Composer機能以外で論理サーバを追加したホストは削除しません。運用管理ドメイン内に登録されていて,Webシステムと関連づいていないホストを削除する場合は,一時的なWebシステムやサービスユニットに削除対象とするホストを関連づけて,関連づけたWebシステムまたはサービスユニットごと削除する必要があります。

引数

-s <Webシステム名>

Webシステム名を指定します。

このオプションを省略した場合は,.cmxrcファイルまたはcmxclient.propertiesファイルのcmx.websystem.nameキーで設定した値が仮定されます。なお,.cmxrcファイルおよびcmxclient.propertiesファイルのcmx.websystem.nameキーを省略している場合に,このオプションを省略してコマンドを実行したときは,エラーになります。

-unit <サービスユニット名>

サービスユニット名を指定します。

-lb

負荷分散機の仮想サーバを削除するかどうかを指定します。ホスト単位管理モデルで構築したWebシステムをスケールアウトする場合に指定します。

  • keepvs

    負荷分散機の仮想サーバは削除しません。負荷分散機の設定情報を削除します。複数のホストで負荷分散機の仮想サーバを共有している場合に指定します。

  • deletevs

    負荷分散機の仮想サーバおよび負荷分散機の設定情報を削除します。

このオプションを省略した場合は,.cmxrcファイルまたはcmxclient.propertiesファイルのcmx.lbキーで設定した値が仮定されます。なお,.cmxrcファイルおよびcmxclient.propertiesファイルのcmx.lbキーを省略している場合に,このオプションを省略したときはdeletevsが仮定されます。.cmxrcファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.2.2 .cmxrc(クライアント設定プロパティファイル)」を参照してください。cmxclient.propertiesファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.2.3 cmxclient.properties(クライアント共通設定プロパティファイル)」を参照してください。

-ns

Webシステムに関連づいていない論理サーバ,およびホストをすべて削除します。

入力例

cmx_delete_system -s sample-system -unit unit1

戻り値

0:

正常終了しました。

1:

警告終了しました。

64:

異常終了しました。

注意事項