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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


ctmstart(CTMデーモンの開始)

〈このページの構成〉

形式

ctmstart  [-h] [-CTMDomain <CTMドメイン名称>] [-CTMID <CTM識別子>]
          -CTMINSRef <CORBAネーミングサービスのURL>
          [-CTMDCSendTimeOut<CTMデーモン間リクエスト転送時のタイムアウト値>]
          [-PRFID <PRF識別子>]
          [-CTMPort <ポート番号>]
          [-CTMEjbPort <EJBリクエスト受信ポート番号>]
          [-CTMMyHost <ホスト名称またはIPアドレス>]
          [-CTMRegStart <プロセス数>]
          [-CTMRegOption <CTMコマンドオプションファイル名称>]
          [-CTMEnviron <CTMユーザ環境変数定義ファイル名称>]
          [-CTMStartTimeOut <タイムアウト値>]
          [-CTMEntryCount <登録プロセス数>] [-CTMNice <nice値>]
          [-CTMClientConnectCount <接続クライアントの最大数>]
          [-CTMServerConnectCount <接続J2EEサーバの最大数>]
          [-CTMLogFileSize <CTMログファイル最大サイズ>]
          [-CTMLogFileCount <CTMログファイル最大数>]
          [-CTMQueueCount <スケジュールキュー登録数>]
          [-CTMQueueRegistCount <スケジュールキュー共有数>]
          [-CTMServerCacheSize <サーバキャッシュサイズ>]
          [-CTMDispatchPolicy normalDispatch | priorDispatch]
          [-CTMDispatchParallelCount <スレッドの最大値>]
          [-CTMMaxRequestCount <最大リクエスト数>]
          [-CTMWatchRequest<タイムアウト発生回数,監視時間間隔>]
          [-CTMQueueDeleteWait <スケジュールキュー保留時間>]
          [-CTMCreatePolicy normalDispatch | priorDispatch]
          [-CTMLoadCheckInterval <負荷状況監視時間間隔>]
          [-CTMWatchQueue 
           <監視開始滞留率,システム停止処理率,監視時間間隔,停止モード>]
          [-CTMTSCGwStart <プロセス数>]
          [-CTMTSCGwOption <CTMコマンドオプションファイル名称>]
          [-CTMStatsUse {Y|N}]
          [-CTMStatsFileCount <稼働統計情報ファイルの世代数>]
          [-CTMStatsFileSize <稼働統計情報ファイルサイズ>]

機能

リクエストをスケジューリングするためのCTMデーモンを開始します。

引数

-h

コマンドの使用方法が表示されます。

-CTMDomain <CTMドメイン名称>

CTMデーモンが属するCTMドメイン名称を1〜31文字の英数字,またはアンダースコア(_)で指定します。"CTM"または"ctm"で始まるCTMドメイン名称は指定しないでください。また,CTM識別子とCTMドメイン名称には同じ値を指定しないでください。省略した場合は"CTMDOMAIN"が設定されます。

-CTMID <CTM識別子>

CTMデーモンの識別子を1〜31文字の英数字,ピリオド(.),またはアンダースコア(_)で指定します。"CTM"または"ctm"で始まるCTM識別子は指定しないでください。また,同じCTMドメイン内で重複するCTM識別子は使用できません。ピリオド(.)は,IPアドレスを指定する場合だけ使用できます。省略した場合は,IPアドレスがCTM識別子に設定されます。

例えば,ホストのIPアドレスが"172.17.112.43"のときは,"172.17.112.43"という文字列がCTM識別子となります。

-CTMINSRef <CORBAネーミングサービスのURL>

CTMデーモンと対応付けるCORBAネーミングサービスのURLを指定します。値は次の形式で1〜65535文字で指定します。

<ホスト名称>:<ポート番号>

次に指定例を示します。

-CTMINSRef localhost:9001

このオプションは省略できません。

CORBAネーミングサービスは,CTMデーモンと同じホスト上に開始してください。また,J2EEサーバやそのほかのCTMデーモンが使用しているCORBAネーミングサービスを指定しないでください。それらのCORBAネーミングサービスを共用した場合の動作は保証しません。

-CTMDCSendTimeOut<CTMデーモン間リクエスト転送時のタイムアウト値>

ほかのCTMデーモンへのリクエスト転送処理の待ち時間を,0〜2147483647の整数(単位:秒)で指定します。"0"を指定した場合,無限に待ち続けます。省略した場合は"180"(秒)が設定されます。このオプションのタイムアウト値では,ほかのCTMデーモンからのリクエストの応答を監視しません。ホストやネットワークに障害が発生した場合,デーモン間転送処理が行なわれると,このオプションで指定したタイムアウト値が経過するまで,障害を検知できません。タイムアウト値を短くすると,長大電文のデーモン間転送に失敗することがあります。

-PRFID <PRF識別子>

PRFトレースを出力するPRFデーモンの識別子を1〜31文字の英数字,またはアンダースコア(_)で指定します。"TSC"や"tsc"または"CTM"や"ctm"で始まる文字列は指定しないでください。省略した場合は,"PRF_ID"という文字列がPRF識別子となります。

-CTMPort <ポート番号>

CTMデーモンの新しいコネクションを探すときに使用するポート番号を指定します。値は5001〜65535の整数で指定します。省略した場合はサービス名ファイルが参照されます。サービス名ファイルに指定がないときは"20138"が設定されます。

サービス名ファイルへの記述の形式を次に示します。

CTM_CTMドメイン名称CTM識別子       ポート番号/tcp

例えば,"ctmstart -CTMDomain JAPAN -CTMID XXX"と指定してCTMデーモンを開始する場合,サービス名ファイルの次のように指定したエントリが読み込まれます。

CTM_JAPANXXX                         10021/tcp
-CTMEjbPort <EJBリクエスト受信ポート番号>

EJBクライアントがCTMデーモンの新しいコネクションを探すときに使用するポート番号を指定します。値は5001〜65535の整数で指定します。省略した場合は,OSが自動的に割り当てたポート番号を使用します。

-CTMMyHost <ホスト名称またはIPアドレス>

マルチホームまたはIPアドレスを引き継ぐ系切り替え環境でCTMが使用するホスト名称またはIPアドレスを指定します。値は1〜64文字の文字列で指定します。省略した場合は,hostnameコマンドで取得されるホスト名称が設定されます。

-CTMIDオプションを省略して-CTMMyHostオプションを指定した場合,デフォルトのCTM識別子は-CTMMyHostオプションで指定したIPアドレスになります。

-CTMRegStart <プロセス数>

CTMデーモン開始時に自動開始するCTMレギュレータのプロセス数を0〜32767の整数で指定します。CTMデーモンはCTMレギュレータの動作を監視し,異常終了を検出すると再開始します。省略した場合は,"1"が設定されます。

J2EEサーバを開始する場合は,CTMレギュレータを必ず開始してください。自動開始のCTMレギュレータの数が多くなると,CTMデーモンの開始処理に時間が掛かる場合があります。その場合は,-CTMStartTimeOutオプションで開始処理の待ち時間を調整してください。

-CTMRegOption <CTMコマンドオプションファイル名称>

CTMレギュレータを自動開始するときに指定するコマンドオプションを記述したファイル名称を指定します。

  • Windowsの場合

    英数字,ピリオド(.),円符号(\),コロン(:),プラス(+),ハイフン(-),またはアンダースコア(_)で指定します。

  • UNIXの場合

    英数字,ピリオド(.),スラッシュ(/),プラス(+),ハイフン(-),またはアンダースコア(_)で指定します。

CTMコマンドオプションファイル名称はユーザ任意の名称です。コマンドオプションファイルには英数字,空白,ハイフン(-),ピリオド(.),スラッシュ(/),またはアンダースコア(_)を記述できます。コマンドオプション以外は記述しないでください。例えば,次のように指定します。

-CTMClientConnectCount 64

CTMコマンドオプションファイル名称を"regoption"とする場合は,CTMデーモン開始時に次のように指定します。

ctmstart -CTMRegOption regoption -CTMRegStart 10

自動開始する複数のCTMレギュレータのポート番号を固定したい場合は,コマンドオプションファイル内で-CTMEjbPortオプションを指定します。指定された-CTMEjbPortオプションの値を基底値とし,1ずつ加算した値が各CTMレギュレータの-CTMEjbPortオプションに指定されます。

コマンドオプションファイルに指定しなかった-CTMEjbPort,および-CTMPort以外のオプションは,ctmstartコマンドに指定された値を引き継いで設定します。

-CTMEnviron <CTMユーザ環境変数定義ファイル名称>

開始するプロセスが使用する環境変数を記述したCTMユーザ環境変数定義ファイル名称を絶対パスで指定します。

  • Windowsの場合

    英数字,ピリオド(.),円符号(\),コロン(:),プラス(+),ハイフン(-),またはアンダースコア(_)で指定します。

  • UNIXの場合

    英数字,ピリオド(.),スラッシュ(/),プラス(+),ハイフン(-),またはアンダースコア(_)で指定します。

CTMユーザ環境変数定義ファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「7.2.1 CTMユーザ環境変数定義ファイル」を参照してください。

-CTMStartTimeOut <タイムアウト値>

CTMデーモンの開始処理の待ち時間(単位:秒)を0〜2147483647の整数で指定します。"0"を指定した場合,無限に待ち続けます。省略した場合は"180"(秒)が設定されます。

-CTMEntryCount <登録プロセス数>

CTMデーモンで管理するプロセスの数を32〜32767の整数で指定します。

省略した場合,-CTMServerConnectCountオプションと-CTMClientConnectCountオプションの指定値の合計が設定されます。

-CTMNice <nice値>

CTMデーモンが管理するサーバで使用する-CTMNiceオプションの指定値のデフォルトを整数で指定します。省略した場合は"0"が設定されます。指定値の範囲はOSが提供するniceの指定範囲に従います。

なお,-CTMNiceオプションはUNIXにしかありません。

-CTMClientConnectCount <CTMレギュレータとOTMゲートウェイの最大プロセス数>

CTMデーモンに接続するCTMレギュレータとOTMゲートウェイの最大プロセス数を0〜32767の整数で指定します。省略した場合は"64"が設定されます。

-CTMServerConnectCount <接続J2EEサーバの最大数>

CTMデーモンに接続するJ2EEサーバの最大数を0〜32767の整数で指定します。省略した場合は"64"が設定されます。

-CTMLogFileSize <CTMログファイル最大サイズ>

CTMログファイルの1ファイルの最大サイズをメガバイト単位で指定します。値は1〜3までの整数で指定します。省略した場合は"1"(メガバイト)が設定されます。

(-CTMLogFileSizeオプションの指定値)×(-CTMLogFileCountオプションの指定値)メガバイト分のメッセージをCTMログファイルに保存できます。CTMログファイルに保存するメッセージの容量を変更するには,まず-CTMLogFileCountオプションの指定値を変更してください。-CTMLogFileCountオプションの指定値の変更だけでは不十分な場合に,-CTMLogFileSizeオプションを指定してください。

-CTMLogFileCount <CTMログファイル最大数>

CTMログファイルの最大ファイル数を2〜32の整数で指定します。省略した場合は"2"が設定されます。

CTMログファイルのサイズが-CTMLogFileSizeオプションの指定値を超えると,CTMログファイルは次のファイルに切り替えられます。また,CTMログファイルの切り替え時にCTMログファイルの総数が-CTMLogFileCountオプションの指定値を超えていると,最も古いCTMログファイルの内容が削除されます。これらの内容に留意してCTMログファイルの容量を見積もってください。

-CTMQueueCount <スケジュールキュー登録数>

CTMデーモンに登録できるスケジュールキュー数を1〜32767の整数で指定します。省略した場合は"128"が設定されます。

-CTMQueueRegistCount <スケジュールキュー共有数>

同じスケジュールキューを共有できるJ2EEアプリケーション数を1〜32767の整数で指定します。省略した場合は"64"が設定されます。

-CTMServerCacheSize <サーバキャッシュサイズ>

CTMドメイン内のサーバ情報を格納するキャッシュテーブルのサイズ(単位:キロバイト)を1〜32767の整数で指定します。省略した場合は"1024"(キロバイト)が設定されます。

サーバキャッシュテーブルのサイズは次に示す計算式で求めてください。

{256 × 同じCTMドメイン内のCTMデーモン数
+ 256 × 同じCTMドメイン内の全スケジュールキュー数
+(256 + INS登録名の最大長)× 同じCTMドメイン内のスケジュールキューに登録するEnterprise Bean数
+(256 +インタフェース名の最大長)× 同じCTMドメイン内のインタフェース数
 }× 1.5 (バイト)
-CTMDispatchPolicy normalDispatch | priorDispatch

スケジュールポリシーを次の値で指定します。

  • "normalDispatch"

    スケジュールキューの負荷状況に応じてリクエストをスケジュールします。

  • "priorDispatch"

    リクエストを受け付けたCTMデーモンに登録されているスケジュールキューに,優先的にリクエストをスケジュールします。ただし,そのCTMデーモンに登録されているスケジュールキューが高負荷状態,および閉塞状態の場合は,ほかのCTMデーモンに登録しているスケジュールキューにリクエストをスケジュールします。省略した場合は"priorDispatch"が設定されます。

-CTMDispatchParallelCount <スレッドの最大値>

CTMデーモン内でクライアントからの要求メッセージをJ2EEサーバに振り分けるスレッドの最大値,つまり,CTMデーモンに登録されるJ2EEアプリケーションのパラレルカウント(常駐するスレッド数)の和を指定します。値は0〜32767の整数で指定します。省略した場合は"255"が設定されます。

-CTMMaxRequestCount <最大リクエスト数>

CTMデーモンに登録するスケジュールキューが,同時に登録できるリクエスト数(キューの長さ)を1〜32767の整数で指定します。省略した場合は"50"が設定されます。

-CTMWatchRequest <タイムアウト発生回数,監視時間間隔>

CTMデーモンがタイムアウト時間監視を実施します。指定された閉塞時間間隔内で,指定されたタイムアウト発生回数以上のタイムアウトが発生した場合に,スケジュールキューを閉塞します。閉塞処理は時間監視のタイミングで実施されるため,指定されたタイムアウトが発生後,次の監視時に閉塞します。この機能によってリクエストキューが閉塞された場合,キューに滞留しているリクエストを破棄し,負荷情報の更新を行います。

タイムアウト発生回数

自動閉塞するためのタイムアウト発生回数を,1〜32767の整数(単位:回)で指定します。

監視時間間隔

タイムアウト発生回数を求める時間間隔を,0〜32767の整数(単位:秒)で指定します。0を指定した場合は,タイムアウト閉塞機能は動作しません。

-CTMQueueDeleteWait <スケジュールキュー保留時間>

異常終了したJ2EEサーバが登録していたスケジュールキューを削除しないで保留し,J2EEアプリケーションの再開始を待つ場合の待ち時間(単位:秒)を指定します。値は0〜2147483647の整数で指定します。

指定した時間内にJ2EEアプリケーションが再開始された場合は,保留中のスケジュールキューを再利用し,キューイングされていたリクエストがスケジュールされます。

指定時間を経過してもJ2EEアプリケーションが再開始されない場合は,スケジュールキューを閉塞したあと,スケジュールキューに登録されたリクエストを削除します。なお,スケジュールキューの閉塞,およびスケジュールキューに登録されたリクエストの削除は,インターバル処理で実行されるため,指定時間よりも遅れることがあります。

省略した場合,または"0"が指定された場合は,スケジュールキューを保留しないでスケジュールキューに登録されたリクエストを削除します。

オンライン状態でのJ2EEアプリケーションの入れ替え機能(ctmholdque -CTMChangeServer)と併用した場合,ctmholdque -CTMChangeServerが実行されたあとにJ2EEサーバが異常終了すると,この機能は無効となります。

-CTMCreatePolicy normalDispatch | priorDispatch

create要求のCTMデーモン選択ポリシーを次の値で指定します。

省略した場合は"normalDispatch"が設定されます。

  • "normalDispatch"

    スケジュールキューの負荷状況に応じてCTMデーモンを選択します。

  • "priorDispatch"

    create要求を受け付けたCTMデーモンを,優先的に選択します。ただし,そのCTMデーモンに登録されているスケジュールキューが高負荷状態,および閉塞状態の場合は,ほかのCTMデーモンを選択します。

-CTMLoadCheckInterval <負荷状況監視時間間隔>

スケジュールキューの負荷状況を監視する時間間隔を,0〜32767の整数(単位:秒)で指定します。

指定した時間間隔ですべてのスケジュールキューの負荷状況を確認します。負荷状況に変化がある場合は,変化のあるスケジュールキュー単位に最新の負荷状況を同一ドメイン内のすべてのCTMデーモンに通知します。

省略した場合,10が設定されます。0が指定された場合,一定時間間隔での負荷状況監視を行いません。

-CTMWatchQueue <監視開始滞留率,システム停止処理率,監視時間間隔,停止モード>

スケジュールキューの滞留監視の条件を設定します。

-CTMWatchQueueオプションを省略した場合,スケジュールキューの滞留監視は行いません。

-CTMWatchQueueオプションで指定する引数は,必ず次の順番でコンマ(,)で区切って指定します。引数を省略することはできません。

監視開始滞留率

キュー滞留監視状態へ移行する滞留率のしきい値を,0〜99の整数(単位:%)で指定します。0を指定した場合は,常に監視します。

システム停止処理率

CTMデーモンの停止へ移行する処理率のしきい値を,1〜100の整数(単位:%)で指定します。

監視時間間隔

CTMデーモン停止しきい値の処理率を求める時間間隔を,0〜32767の整数(単位:秒)で指定します。0を指定した場合は,スケジュールキューの滞留監視は行いません。

停止モード

スケジュールキューの滞留を検知した場合に,CTMデーモンを停止するかどうかを指定します。

  • 1:

    CTMデーモンを停止します。

  • 0:

    CTMデーモンを停止しません。

-CTMTSCGwStart <プロセス数>

CTMデーモン開始時に自動開始するOTMゲートウェイのプロセス数を0〜32767の整数で指定します。省略した場合は,"0"が設定されます。

CTMデーモンはOTMゲートウェイの動作を監視し,異常終了を検出すると再開始します。

自動開始のOTMゲートウェイの数が多くなると,CTMデーモンの開始処理に時間が掛かる場合があります。その場合は,-CTMStartTimeOutオプションで開始処理の待ち時間を調整してください。

-CTMTSCGwOption <CTMコマンドオプションファイル名称>

OTMゲートウェイを自動開始するときに指定するコマンドオプションを記述したファイル名称を絶対パスで指定します。

  • Windowsの場合

    英数字,ピリオド(.),円符号(\),コロン(:),プラス(+),ハイフン(-),またはアンダースコア(_)で指定します。

  • UNIXの場合

    英数字,ピリオド(.),スラッシュ(/),プラス(+),ハイフン(-),またはアンダースコア(_)で指定します。

CTMコマンドオプションファイル名称はユーザ任意の名称です。コマンドオプションファイルには,英数字,空白,ハイフン(-),ピリオド(.),スラッシュ(/),またはアンダースコア(_)を記述できます。コマンドオプション以外は記述しないでください。例えば,次のように指定します。

-CTMClientConnectCount 64

CTMコマンドオプションファイル名称を"tscoption"とする場合は,CTMデーモン開始時に次のように指定します。

ctmstart -CTMTSCGwOption tscoption -CTMTSCGwStart 1

自動開始する複数のOTMゲートウェイのポート番号を固定したい場合は,コマンドオプションファイル内で-CTMPortオプションを指定します。指定された-CTMPortオプションの値を基底値とし,1ずつ加算した値が各OTMゲートウェイの-CTMPortオプションに指定されます。

コマンドオプションファイルに指定しなかった-CTMPort以外のオプションは,ctmstartコマンドに指定された値を引き継いで設定します。

-CTMStatsUse {Y|N}

該当するCTMノードで稼働統計情報をバッファに取得するかどうかを指定します。

小文字での指定もできます。省略した場合は"Y"が設定され,該当するCTMノードで稼働統計情報をバッファに取得します。

なお,稼働統計情報ファイルへのバッファの情報の出力を開始するには,ctmstsstartコマンドを実行してください。

-CTMStatsFileCount <稼働統計情報ファイル世代数>

稼働統計情報ファイルの世代数を3〜256の整数で指定します。省略した場合は"3"が設定されます。

-CTMStatsFileSize <稼働統計情報ファイルサイズ>

稼働統計情報ファイルのサイズ(単位:メガバイト)を1〜1024の整数で指定します。省略した場合は"3(メガバイト)"が設定されます。

戻り値

0:

正常終了しました。

0以外:

コマンド処理中にエラーが発生したため,異常終了しました。出力されるメッセージに従って対策したあと,再度コマンドを実行してください。

注意事項