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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


cprfed(性能解析トレース情報の編集出力)

〈このページの構成〉

形式

cprfed [-h] | [-Dump | -CSV] [-Time <開始時刻>,<終了時刻>]
       [-ProcessID <プロセスID>[,<プロセスID>...]]
       [-TraceFile <PRFトレースファイル名> [,<PRFトレースファイル名>...]
       | -AllTraceFile ]

機能

PRFトレース情報を入力して,性能解析トレース情報を編集出力します。

引数

-h

コマンドの使用方法が表示されます。

-Dump

詳細情報をダンプ形式で出力します。

-CSV

詳細情報をCSV形式で出力します。

-Time <開始時刻>,<終了時刻>

指定された時刻内に取得されたトレース情報だけを出力します。

開始時刻,終了時刻は,hhmmss[MMdd[yyyy]]形式で指定します。MMdd,yyyyは省略できます。省略した場合は,コマンドを実行した月日年が指定されます。

時刻の文字列の形式:hhmmss[MMdd[yyyy]]

hh:時(00〜23)

mm:分(00〜59)

ss:秒(00〜59)

MM:月(01〜12)

dd:日(01〜31)

yyyy:年(1970〜20xx)

2003年10月11日にコマンドを実行した場合の引数の指定例とその編集範囲の例を次に示します。

引数の指定

編集範囲

-Time 102345,

2003年10月11日10時23分45秒からトレースファイルの最後まで。

-Time ,102345

トレースファイルの最初から2003年10月11日10時23分45秒まで。

-Time 102345,102350

2003年10月11日10時23分45秒から2003年10月11日10時23分50秒まで。

-Time 1023451012,1023501013

2003年10月12日10時23分45秒から2003年10月13日10時23分50秒まで。

-Time 10234510122002,10235010132002

2002年10月12日10時23分45秒から2002年10月13日10時23分50秒まで。

-ProcessID <プロセスID>

指定されたプロセスIDの情報だけを編集出力します。プロセスIDは10進数で指定してください。

-TraceFile <PRFトレースファイル名>

PRFトレースファイルを指定します。トレースファイルは最大256個指定できます。このオプションは,-AllTraceFileオプションと同時に指定できません。

PRFトレースファイルは,PRFトレースファイル出力先ディレクトリに自動的に作成され,ファイル名はprf_???になります。???は,001からトレースファイルの面数を最大値とした整数です。

PRFトレースファイル出力先ディレクトリ
  • Windowsの場合

    %PRFSPOOL%\utt\prf\PRF識別子\dcopltrc\

  • UNIXの場合

    $PRFSPOOL/utt/prf/PRF識別子/dcopltrc/

また,<PRFトレースファイル名>を指定する場合は,絶対パスを指定するか,PRFトレースファイル出力先ディレクトリに移動してから,ファイル名だけを指定します。

-AllTraceFile

カレントディレクトリ下のすべてのファイルを入力ファイルとして読み込みます。このオプションは,-TraceFileオプションと同時に指定できません。カレントディレクトリに256を超える数のファイルがある場合は256ファイルだけ編集します。なお,cprfedコマンドの結果をカレントディレクトリにリダイレクトする場合は,リダイレクト先のファイルも入力ファイルとして数えます。

指定できるコマンドオプションの組み合わせの一覧を次に示します。

表4‒2 引数(コマンドオプション)の組み合わせ一覧(cprfedコマンド)

コマンド

オプション

-h

-Dump

-CSV

-Time

-ProcessID

-TraceFile

-AllTraceFile

-h

△-h

△-h

△-h

△-h

△-h

△-h

-Dump

△-h

△-CSV

-CSV

△-h

△-CSV

-Time

△-h

-ProcessID

△-h

-TraceFile

△-h

×

-AllTraceFile

△-h

×

(凡例)

○:同時に指定できます。

△:△のあとに続くオプション名のオプションが有効になります。

×:同時に指定できません。

−:該当しません。

戻り値

0:

正常終了しました。

0以外:

コマンド処理中にエラーが発生しました。出力されたメッセージに従って対策したあと,再度コマンドを実行してください。エラーメッセージは標準エラー出力,ログファイルに出力されます。資料の取得方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編」の「2.4.3 取得方法および調査方法との対応」を参照してください。

出力形式

入力例・出力例

注意事項