Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


cjlistthread(スレッド情報の表示)

〈このページの構成〉

形式

スタックトレースを出力しない場合
cjlistthread [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
スタックトレースを出力する場合
cjlistthread [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>] -detail

機能

処理中のスレッドに関する,スレッドID,ルートAP情報,スレッドの状態,アプリケーション名,実行中メソッドの開始時刻,タイムアウト設定値などの情報を出力します。

引数

<サーバ名称>

接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。

-nameserver <プロバイダURL>

CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。

<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>

指定内容の詳細については,「2.1.2 プロバイダURLについて」を参照してください。

-detail

このオプションが指定されている場合,最後に取得されたスタックトレースの情報が出力されます。ただし,スレッドの状態が「running」のスレッドに対して

このオプションを指定してもスタックトレースの情報は出力されません。

入力例

スタックトレースを出力しない場合
cjlistthread MyServer
スタックトレースを出力する場合
cjlistthread MyServer -detail

出力形式

ThreadID=<スレッドID>,RootApInfo=<ルートAP情報>,Status=<スレッドの状態>,AppName=<アプリケーション名>,StartTime=<開始時刻>,TimeOut=<タイムアウト時間>

出力例

スタックトレースを出力しない場合
Current Time=HH:MM:SS
 
ThreadID=aa..aa,RootApInfo=bb..bb,Status=cc..cc,AppName=dd..dd,StartTime=ee..ee,TimeOut=ff..ff
ThreadID=aa..aa,RootApInfo=bb..bb,Status=cc..cc,AppName=dd..dd,StartTime=ee..ee,TimeOut=ff..ff
…
スタックトレースを出力する場合
Current Time=HH:MM:SS
ThreadID=aa..aa,RootApInfo=bb..bb,Status=cc..cc,AppName=dd..dd,StartTime=ee..ee,TimeOut=ff..ff
    com.hitachi.XXXX
     at com.hitachi.YYYY
     at user.code.UserClass1
     at com.hitachi.ZZZZ
…
…
ThreadID=aa..aa,RootApInfo=bb..bb,Status=cc..cc,AppName=dd..dd,StartTime=ee..ee,TimeOut=ff..ff
    com.hitachi.xxxx
     at com.hitachi.yyyy
     at user.code.UserClass2
     at com.hitachi.zzzz
…
…
(凡例)
aa..aa:スレッドID
bb..bb:ルートAP情報
cc..cc:スレッドの状態
dd..dd:アプリケーション名
ee..ee:開始時刻
ff..ff:タイムアウト時間

戻り値

0:

正常終了しました。

1:

異常終了しました。

3:

タイムアウトが発生しました。

9:

管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windowsの場合)。

注意事項