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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編


cjlistres(リソースの一覧表示)

〈このページの構成〉

形式

RARファイル以外のリソースの場合
cjlistres [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]
          -type {ejb|war|datasource|mail} [-resname <表示名>]
RARファイルのリソースの場合
cjlistres [<サーバ名称>] [-nameserver <プロバイダURL>]-type rar [-spec|
          -resname <表示名> -outbound | 
          -resname <表示名> -inbound | 
          -resname <表示名> -listenertype <メッセージリスナのタイプ名>]

機能

RARファイル以外のリソースの場合

インポート済みのEJB-JARファイル,WARファイル,データソースファイル,またはメールの一覧を標準出力に出力します。

RARファイルのリソースの場合

インポート済みのRARファイルの一覧を標準出力に出力します。

-specを指定すると,RARファイルのコネクタアーキテクチャの仕様バージョンを標準出力に出力します。

Connector 1.5のリソースアダプタで,-resnameと-outboundを指定すると,RARファイルに含まれるOutboundリソースアダプタのコネクション定義識別子の一覧を標準出力に出力します。Connector 1.0のリソースアダプタでは,-resnameと-outboundは指定できません。

Connector 1.5のリソースアダプタで,-resnameと-inboundを指定すると,RARファイルに含まれる,Inboundリソースアダプタのメッセージリスナのタイプの一覧を標準出力に出力します。Connector 1.0のリソースアダプタでは,-resnameと-inboundは指定できません。

Connector 1.5のリソースアダプタで,-resnameと-listenertypeを指定すると,指定したメッセージリスナのアクティブ化のために設定が必要なプロパティ名の一覧を標準出力に出力します。Connector 1.0のリソースアダプタでは,-resnameと-listenertypeは指定できません。

引数

<サーバ名称>

接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。

-nameserver <プロバイダURL>

CORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコル,CORBAネーミングサービスが稼働しているホスト名,およびそれが使用しているポート番号を次に示す形式で指定します。

<プロトコル名称>::<ホスト名称>:<ポート番号>

指定内容の詳細については,「2.1.2 プロバイダURLについて」を参照してください。

-type {ejb|war|datasource|mail|rar}

表示対象となるリソースの種別を指定します。

  • ejb:EJB-JARファイル

  • war:WARファイル

  • datasource:データソースファイル

  • mail:メール

  • rar:RARファイル

-resname <表示名>

表示対象となるリソース(EJB-JARファイル,WARファイル,またはRARファイル)の表示名を指定します。

EJB-JARファイル,WARファイル,またはRARファイルの場合に-resnameを指定すると,それぞれに含まれるリソース(EJB-JARファイル:Enterprise Bean,WARファイル:サーブレット/JSPまたは,フィルタ,RARファイル:RARファイルのコネクション定義識別子)の一覧を標準出力に出力します。

-spec

コネクタアーキテクチャのバージョンを表示する場合に指定します。

次のどちらかのコネクタアーキテクチャのバージョンが表示されます。

  • Connector 1.0

  • Connector 1.5

-outbound

RARファイルに含まれるOutboundリソースアダプタのコネクション定義識別子を表示する場合に,-resnameとともに指定します。

-inbound

RARファイルに含まれるInboundリソースアダプタのメッセージリスナのタイプを表示する場合に,-resnameとともに指定します。

-listenertype <メッセージリスナのタイプ名>

指定したメッセージリスナのアクティブ化のために設定が必要なプロパティ名を表示する場合に,-resnameとともに指定します。

入力例

EJB-JARファイルの場合
cjlistres MyServer -type ejb
WARファイルの場合
cjlistres MyServer -type war
データソースファイルの場合
cjlistres MyServer -type datasource
メールの場合
cjlistres MyServer -type mail
RARファイルの場合
cjlistres MyServer -type rar

出力形式

EJB-JARファイルの場合(-resname指定なし)
<EJB-JARファイルの表示名>
<EJB-JARファイルの表示名>
・・・
EJB-JARファイルの場合(-resname指定あり)
<Enterprise Beanの表示名>
<Enterprise Beanの表示名>
・・・
WARファイルの場合(-resname指定なし)
<WARファイルの表示名>
<WARファイルの表示名>
・・・
WARファイルの場合(-resname指定あり)
<サーブレット/JSP,フィルタの表示名>
<サーブレット/JSP,フィルタの表示名>
・・・
データソースファイルの場合
<データソースファイルの表示名>
<データソースファイルの表示名>
・・・
メールの場合
<メールの表示名>
<メールの表示名>
・・・
RARファイルの場合(-resnameおよび-spec指定なし)
<RARファイルの表示名>
<RARファイルの表示名>
・・・
RARファイルの場合(-spec指定あり)
<コネクタアーキテクチャの仕様バージョン> <RARファイルの表示名>
<コネクタアーキテクチャの仕様バージョン> <RARファイルの表示名>
・・・
RARファイルの場合(-resnameおよび-outbound指定あり)
<コネクション定義識別子>
<コネクション定義識別子>
・・・
RARファイルの場合(-resnameおよび-inbound指定あり)
<メッセージリスナのタイプ>
<メッセージリスナのタイプ>
・・・
RARファイルの場合(-resnameおよび-listenertype指定あり)
<プロパティ名>
<プロパティ名>
・・・

戻り値

0:

正常終了しました。

1:

異常終了しました。

3:

タイムアウトが発生しました。

9:

管理者特権がないため,コマンドが実行できません(Windowsの場合)。

注意事項