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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド


12.2.1 J2EEアプリケーションのアップロード

[J2EEアプリケーションのアップロード]画面を次の図に示します。この画面は,mserver.propertiesファイルで,com.cosminexus.mngsvr.upload_app.enabledキーに「true」を指定している場合にだけ表示されます。

図12‒1 [J2EEアプリケーションのアップロード]画面

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 機能概要

J2EEアプリケーションをManagement Server稼働ホストにアップロードします。登録するJ2EEアプリケーションは,サーバ管理コマンドでリファレンス解決などの実行時情報が設定済みであることを前提とします。

Management ServerにアップロードされたJ2EEアプリケーションファイルは,アップロードディレクトリに保存し,Management Serverが管理します。アップロード済みファイルと同じ名称のファイルを指定した場合は,上書きされます。

(2) 表示手順

画面の表示手順を次に示します。

  1. 運用管理ポータルで[論理サーバのアプリケーション管理]アンカーをクリックします。

  2. ツリーペインで[<運用管理ドメイン名>]をクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

  1. [J2EEアプリケーションファイル]を指定します。

    [参照]ボタンをクリックして,アップロードしたいJ2EEアプリケーションを指定します。

  2. [アップロード]ボタンをクリックします。

    結果確認画面が表示されます。結果確認画面には,アップロードに成功または失敗したメッセージが表示されます。メッセージ確認後,[戻る]アンカーをクリックします。なお,次の条件を一つでも満たす場合は,アップロードに失敗した結果確認画面が表示されます。表示されたエラーメッセージに従って原因を取り除き,再度実行します。

    • 選択したJ2EEアプリケーションファイルのサイズが0bytesである

    • 選択したJ2EEアプリケーションファイルの拡張子が「ear」または「zip」でない

    • 選択したJ2EEアプリケーションファイルのファイルサイズが,mserver.propertiesファイルのcom.cosminexus.mngsvr.upload_app.maxsizeキーに指定した値より大きい

(4) 画面詳細

画面に表示される項目およびボタンについて説明します。

アップロードディレクトリ

Management Server稼働ホストのJ2EEアプリケーションをアップロードするディレクトリが絶対パスで表示されます。デフォルトでは,mserver.propertiesファイルのcom.cosminexus.mngsvr.upload_app.directoryキーに設定されているディレクトリのパスが表示されます。ファイルセパレータには,Windowsの場合は「\」を,UNIXの場合は「/」を使用します。

アップロードディレクトリにあるファイルは,アップロードディレクトリファイル一覧に表示されます。なお,拡張子が「ear」または「zip」のファイルが一つもない場合は,アップロードディレクトリファイル一覧のヘッダだけが表示されます。

J2EEアプリケーションファイル

[参照]ボタンを使用して,アップロードしたいJ2EEアプリケーションファイルのパスを,絶対パスで指定します。アプリケーション名(表示名)に使用できる文字は,半角英数字(0〜9,A〜Z,a〜z),アンダースコア(_),プラス(+),ハイフン(-),およびピリオド(.)です。

[参照]ボタン

アップロードしたいJ2EEアプリケーションファイルを指定するための画面を参照します。

[アップロード]ボタン

[J2EEアプリケーションファイル]で指定されたJ2EEアプリケーションファイルを,[アップロードディレクトリ]で指定されたManagement Server稼働ホストのディレクトリにアップロードします。

ファイル名

[アップロードディレクトリ]にあるJ2EEアプリケーションファイルのうち,拡張子が「ear」または「zip」のファイルが表示されます。

サイズ(bytes)

[アップロードディレクトリ]にあるJ2EEアプリケーションファイルのファイルサイズを表示されます。

更新日時

[アップロードディレクトリ]にあるJ2EEアプリケーションファイルが更新された日時が表示されます。

(5) 注意事項