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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド


10.5.1 ネーミングサービスの設定

[ネーミングサービスの設定]画面を次の図に示します。

図10‒4 [ネーミングサービスの設定]画面

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 機能概要

ネーミングサービスを稼働させるために必要な情報を設定します。

(2) 表示手順

  1. 運用管理ポータルで[論理サーバの環境設定]アンカーをクリックします。

  2. [サーバビュー]タブ−[論理ネーミングサービス]−[ネーミングサービス]−[<ネーミングサービス名>]をクリックします。

  3. [設定]タブをクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

  1. ネーミングサービスを稼働するときのポート番号を指定します。

  2. 利用するスマートエージェントを指定します。

  3. [適用]ボタンをクリックします。

    指定した情報が反映されます。

    エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[適用]ボタンをクリックします。

(4) 画面詳細

画面に表示される項目およびボタンについて説明します。

ネーミングサービスに関する設定
稼働ポート番号

ネーミングサービスを稼働するときのポート番号を指定します。デフォルトは,「900」です。

ホストの固定

ネーミングサービスを配置したマシンに複数のIPアドレスが割り当てられている場合に,ネーミングサービスを特定のIPアドレスに割り当てるかどうかを指定します。デフォルトは,「しない」です。

  • する

    ネーミングサービスを配置したホストから参照できるネットワーク上のホスト名またはIPアドレスに対してだけ接続を受け付けます。

  • 運用管理エージェントのホストで固定

    「ホストの固定」で「する」を選択した場合に,「運用管理ドメインの構成定義」で指定した運用管理エージェントのホストのIPアドレスで固定するかどうかを指定します。

    運用管理エージェントのホストのIPアドレスで固定するかどうかは,ネーミングサービスを構築するホストや,構築するネーミングサービスの用途によって異なります。運用管理エージェントのホストのIPアドレスで固定するかどうか,および固定する場合の注意事項の詳細は,「10.5.1(5) ホストを固定する場合の注意事項」を参照してください。

  • しない

    すべてのローカルアドレスに対する接続を受け付けます。

利用するスマートエージェント

利用するスマートエージェントを選択します。デフォルトは,「設定しない」です。

[適用]ボタン

指定した情報を反映します。

[リセット]ボタン

指定した情報をリセットします。

(5) ホストを固定する場合の注意事項

J2EEサーバが使用するネーミングサービスを構築する場合,「ホストの固定」で「する」を選択したときは,「運用管理エージェントのホストで固定」をチェックしないでください。