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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド


10.2.1 ホスト内のサーバの設定

[ホスト内のサーバの設定]画面を次の図に示します。

図10‒1 [ホスト内のサーバの設定]画面

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 機能概要

論理サーバの基本情報をサーバごとに一括して設定します。

(2) 表示手順

  1. 運用管理ポータルで[論理サーバの環境設定]アンカーをクリックします。

  2. [ホストビュー]タブ−[ホスト]−[<ホスト名>]をクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

  1. J2EEサーバやWebサーバなどの基本情報を指定します。

  2. [適用]ボタンをクリックします。

    指定した情報が反映されます。

    エラーが表示された場合は,エラーの内容を確認して[戻る]アンカーをクリックします。指定した内容を見直し,再度[適用]ボタンをクリックします。

(4) 画面詳細

画面に表示される項目およびボタンについて説明します。

J2EEサーバの設定
論理サーバ名

選択したホストに定義されているJ2EEサーバが表示されます。

互換モード

J2EEサーバの互換モードを使用するかどうかが表示されます。変更はできません。

  • -

    V9互換モードを使用しません。

  • V9

    V9互換モードを使用します。

動作モード

動作モードは「1.4」から変更しないでください。

http/ajp13

NIO HTTPサーバ,インプロセスHTTPサーバ,またはajp13のポート番号を1〜65535の整数で指定します。デフォルトは「NIO HTTP」です。V9互換モードの場合のデフォルトは「ajp13」です。

選択した方のポート番号だけが,同一ホスト内での重複チェックの対象になります。V9互換モードではインプロセスHTTPおよびajp13を選択できます。V9互換モード以外ではNIO HTTPだけ選択できます。

  • NIO HTTP

    NIO HTTPサーバのポート番号を指定します。デフォルトは,「8008」です。

  • インプロセスHTTP

    インプロセスHTTPサーバのポート番号を指定します。デフォルトは,「80」です。

  • ajp13

    ajp13のポート番号を指定します。デフォルトは,「8007」です。

管理用サーバ

管理用サーバのポート番号を指定します。デフォルトは,「28008」です。

このポート番号は,スタブなどのダウンロードに利用します。この機能は,常に利用するように設定されています。同一ホスト内で,このポート番号が重ならないように設定します。

https

Webサーバが使用しているHTTPSのポート番号を指定します。この指定がない場合,HTTPSポートにリダイレクトしません。

JTAリカバリ

JTAリカバリを実行するために使用する固定ポート番号を指定します。同一マシン内でJ2EEサーバを複数起動する場合,このポートが重複しないようにする必要があります。デフォルトは,「20302」です。

RMIレジストリ

J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号を指定します。1〜65535の整数で指定します。デフォルトは,「23152」です。

稼働情報取得時のリクエスト受付

JMXクライアント(運用管理エージェント,JP1/Performance Management - Agent Option for uCosminexus Application Serverなど)による稼働情報取得時のリクエスト受付ポート番号を指定します。デフォルトは,「23550」です。

利用するネーミングサービス

利用するネーミングサービスを選択します。「インプロセス」および「運用管理ドメインの構成定義」で定義したネーミングサービスが表示されます。デフォルトは,「インプロセス」です。

「インプロセス」を選択した場合は,J2EEサーバ内のネーミングサービスが利用されます。

「インプロセス」以外のネーミングサービスを選択した場合は,選択された「運用管理ドメインの構成定義」で定義したネーミングサービスが利用されます。また,ejbserver.naming.startupModeには「manual」が,ejbserver.naming.startupWaitTimeには「0」が設定されます。

インプロセス用のポート番号

「利用するネーミングサービス」で「インプロセス」を選択した場合,使用するポート番号を指定します。デフォルトは,「900」です。

「利用するネーミングサービス」で「インプロセス」以外を選択した場合,ここでの指定は無視されます。

利用するパフォーマンストレーサ(必須)

J2EEサーバが利用するパフォーマンストレーサを選択します。

Webサーバの設定
論理サーバ名

選択したホストに定義されているWebサーバが表示されます。

利用するパフォーマンストレーサ(必須)

Webサーバが利用するパフォーマンストレーサを選択します。

ポート番号

HTTPのポート番号を指定します。旧バージョン互換のWebサーバの場合は入力できません。[Webサーバの設定]画面で「設定ファイルの内容を直接設定します。」を選択して,設定ファイルの内容を設定している場合は入力できません。デフォルトは,「80」です。

ネーミングサービスの設定
論理サーバ名

選択したホストに定義されているネーミングサービスが表示されます。

ネーミングサービスのポート番号

ネーミングサービスを稼働するためのポート番号を指定します。デフォルトは,「900」です。

スマートエージェントの設定
論理サーバ名

選択したホストに定義されているスマートエージェントが表示されます。

監視ポート番号

スマートエージェントを稼働するためのポート番号を指定します。デフォルトは,「14000」です。

パフォーマンストレーサの設定
論理サーバ名

選択したホストに定義されているパフォーマンストレーサが表示されます。

PRF識別子

PRF識別子を指定します。デフォルトは,「PRF_ID」です。

スプールディレクトリ

スプールディレクトリを絶対パスで指定します。ファイルセパレータには,「 / 」を使用します。デフォルトは,「<Application Serverのインストールディレクトリ>/PRF/spool」です。

CTMドメインマネジャの設定
論理サーバ名

選択したホストに定義されているCTMドメインマネジャが表示されます。

利用するパフォーマンストレーサ(必須)

利用するパフォーマンストレーサを選択します。

利用するスマートエージェント(必須)

利用するスマートエージェントを選択します。

スプールディレクトリ

スプールディレクトリを絶対パスで指定します。ファイルセパレータには,「 / 」を使用します。デフォルトは,「<Application Serverのインストールディレクトリ>/CTM/spool」です。

CTMドメイン名

CTMドメインの識別名を指定します。デフォルトは,「CTMDOMAIN」です。

ポート番号

CTMドメインマネジャが使用するポート番号を指定します。デフォルトは,「20137」です。

CTMの設定
論理サーバ名

選択したホストに定義されているCTMが表示されます。

利用するCTMドメインマネジャ(必須)

利用するCTMドメインマネジャを選択します。

CTM識別子

CTM識別子を指定します。

ポート番号

CTMが使用するポート番号を指定します。デフォルトは,「20138」です。

ネーミングサービスのポート番号

論理CTMが提供するネーミングサービスのポート番号を指定します。デフォルトは,「20348」です。

[適用]ボタン

指定した情報を反映します。

[リセット]ボタン

指定した情報をリセットします。