10.2.2　J2EEアプリケーションの停止

ここでは，J2EEアプリケーションの通常停止と強制停止について説明します。

〈この項の構成〉

(1)　J2EEアプリケーションの通常停止

次に示すコマンドを実行して，J2EEアプリケーションを通常停止します。J2EEアプリケーションにリソースアダプタが含まれている場合，J2EEアプリケーションに含まれるすべてのリソースアダプタも自動で停止されます。

実行形式

cjstopapp ［＜サーバ名称＞］ ［-nameserver ＜プロバイダURL＞］ -name ＜J2EEアプリケーション名＞

実行例

cjstopapp MyServer -name account

cjstopappコマンドの詳細については，マニュアル「アプリケーションサーバリファレンスコマンド編」の「cjstopapp（J2EEアプリケーションの停止）」を参照してください。

注意事項

J2EEアプリケーションがJ2EEリソースアダプタとしてデプロイしたリソースアダプタを参照している場合，J2EEアプリケーションを停止してから，J2EEリソースアダプタを停止してください。
J2EEアプリケーションに含まれるリソースアダプタは，停止順序を制御はできません。
ほかのJ2EEアプリケーションに含まれるEnterprise Beanを呼び出す場合，呼び出し元のJ2EEアプリケーションを停止してから，呼び出し先のJ2EEアプリケーションを停止してください。
アーカイブ形式のアプリケーションの場合，アプリケーション開始時のJSP事前コンパイルを実行して生成されたコンパイル結果は，アプリケーションの停止時に削除されます。

J2EEアプリケーションを強制停止します。

J2EEアプリケーションの強制停止には，次の二つがあります。

それぞれの強制停止の手順について，次に示します。

「(1)　J2EEアプリケーションの通常停止」の手順で，J2EEアプリケーションの通常停止を実行してもJ2EEアプリケーションが正常に停止しなかった場合，次の手順でJ2EEアプリケーションを強制停止できます。

なお，J2EEアプリケーションの強制停止は，通常停止を実行してもJ2EEアプリケーションが正常に停止しなかった場合にだけ実行してください。

次に示すコマンドを実行してJ2EEアプリケーションを強制停止します。

実行形式

cjstopapp ［＜サーバ名称＞］ ［-nameserver ＜プロバイダURL＞］ -name ＜J2EEアプリケーション名＞ -cancel

実行例

cjstopapp MyServer -name account -cancel

J2EEアプリケーションの通常停止を実行してもJ2EEアプリケーションが正常に停止しなかった場合，タイムアウト時間が経過すると自動的に強制停止を実行できます。

次のコマンドを実行して，通常停止しないJ2EEアプリケーションを自動的に強制停止します。

実行形式

cjstopapp ［＜サーバ名称＞］ ［-nameserver ＜プロバイダURL＞］ -name ＜J2EEアプリケーション名＞ -t ＜タイムアウト時間（秒）＞ -force

実行例

cjstopapp MyServer -name account -t 120 -force