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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ アプリケーション設定操作ガイド


3.4.2 ログレベルの変更

サーバ管理コマンドのログレベルは,ログの重要度を表します。ログレベルには,「Error」,「Warning」,「Information」,「Debug」の四つがあります。ログレベルを設定すると,設定したレベルのログが出力されます。デフォルトでは,Errorレベルのログだけが取得されます。通常はデフォルトのまま利用してください。

ログレベルは,サーバ管理コマンド用のusrconf.propertiesの次のキーで設定します。

ejbserver.logger.enabled.*=<レベル名>

レベル名には,「Error」,「Warning」,「Information」,「Debug」の文字列を一つ,または複数設定します。複数設定する場合には,レベル名の文字列の間をコンマ(,)で区切ります。

記述例
  1. ejbserver.logger.enabled.*=Error

  2. ejbserver.logger.enabled.*=Error,Warning

  3. ejbserver.logger.enabled.*=Error,Warning,Information

  4. ejbserver.logger.enabled.*=Error,Warning,Information,Debug

注意事項
  • 記述例の1.,2.,3.,4.の順に,取得できるログの件数が増加していきます。複数のログレベルを設定してログを取得すると,性能が劣化し,ログファイルの面の切り替えが頻繁に起こるようになります。

  • レベル名に「Error」,「Warning」,「Information」,「Debug」以外の文字列,または空の値を設定した場合は,KDJE90009-Wのメッセージが出力されます。Errorレベルのログは取得されます。