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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


付録C.2 リダイレクタが返すエラーステータスコード

Webコンテナとのデータ送受信時にタイムアウトが発生したり,定義ファイルに記載誤りがあったりすると,リダイレクタはエラーステータスコードを返します。リダイレクタが返すエラーステータスコードと,エラーステータスコードを返す条件を,Webサーバの種類ごとに表に示します。

表C‒3 リダイレクタが返すエラーステータスコードと発生条件(HTTP Serverの場合)

エラーステータスコード

エラーステータスコードを返す条件

400 Bad Request

次のどれかに該当する場合,エラーステータスコード400が返ります。

  • リクエストのHostヘッダのポート番号が不正な場合

  • リクエストのメソッドがPOSTではない場合※1

  • リクエストにContent-Lengthヘッダがない(POSTリクエストである場合,ボディがチャンク形式である)場合※1

  • リクエストのContent-Lengthヘッダの値が,POSTリクエスト転送先ワーカに設定されたPOSTデータサイズの上限を超えた値である場合※1

500 Internal Server Error

次のどれかに該当する場合,エラーステータスコード500が返ります。

  • mod_jk.confの内容に記述誤りがある場合※2

  • workers.propertiesの読み込みに失敗した場合,または内容に記述誤りがある場合※1

  • リクエストヘッダが16KBを超えている場合※3

  • Webコンテナとのコネクション確立に失敗した場合

  • Webコンテナとのコネクション確立でタイムアウトが発生した場合

  • Webコンテナへのデータ送信時にエラーが発生した場合

  • Webコンテナへのデータ送信時にタイムアウトが発生した場合

  • Webコンテナからのデータ受信時にエラーが発生した場合

  • Webコンテナからのデータ受信時にタイムアウトが発生した場合

  • クライアントからのPOSTデータの読み込みでタイムアウトが発生した場合

  • リクエストにサポートしないHTTPメソッド※4が指定されている場合

注※1 POSTデータサイズによる振り分けで,デフォルトワーカを指定していない場合が該当します。

注※2 Windowsの場合だけ該当します。UNIXの場合は起動に失敗します。

注※3 HTTP Serverのリクエストヘッダの制限に関する設定で合計16KB以上のリクエストヘッダを受信可能にしている場合,該当するおそれがあります。

注※4 HTTPメソッドのサポート可否については,表C-5を参照してください。

表C‒4 リダイレクタが返すエラーステータスコードと発生条件(Microsoft IISの場合)

エラーステータスコード

エラーステータスコードを返す条件

400 Bad Request

次のどちらかの場合,エラーステータスコード400が返ります。

  • リクエストURLに"%"を含み,さらに"%"のあとに続く2文字が16進数を表さない文字(A〜F,a〜f,または0〜9以外の文字)の場合

  • リクエストのHostヘッダのポート番号が不正の場合

403 Forbidden

次のどちらかの場合,エラーステータスコード403が返ります。

  • リクエストURLが"hitachi_ccfj"から始まる場合※1

  • リクエストURLに"%2F"が含まれる場合※1

500 Internal Server Error

次のどれかに該当する場合,エラーステータスコード500が返ります。

  • isapi_redirect.confの内容に記述誤りがある場合

  • workers.propertiesの読み込みに失敗した場合,または内容に記述誤りがある場合

  • リクエストヘッダが16KBを超えている場合※2

  • Webコンテナとのコネクション確立に失敗した場合

  • Webコンテナとのコネクション確立でタイムアウトが発生した場合

  • Webコンテナへのデータ送信時にエラーが発生した場合

  • Webコンテナへのデータ送信時にタイムアウトが発生した場合

  • Webコンテナからのデータ受信時にエラーが発生した場合

  • Webコンテナからのデータ受信時にタイムアウトが発生した場合

  • クライアントからのPOSTデータの読み込みでタイムアウトが発生した場合

  • リクエストにサポートしないHTTPメソッド※3が指定されている場合

注※1 大文字・小文字の区別はありません。

注※2 Microsoft IISのリクエストヘッダの制限に関する設定で合計16KB以上のリクエストヘッダを受信可能にしている場合,該当するおそれがあります。

注※3 HTTPメソッドのサポート可否については,表C-5を参照してください。

リダイレクタでのリクエストのHTTPメソッドのサポート可否

リダイレクタでのリクエストのHTTPメソッドのサポート可否について,次の表に示します。

表C‒5 リダイレクタでのリクエストのHTTPメソッドのサポート可否

HTTPメソッド

サポート可否

OPTIONS

GET

HEAD

POST

PUT

DELETE

TRACE

CONNECT

×

PROPFIND

PROPPATCH

MKCOL

COPY

MOVE

LOCK

UNLOCK

ACL

REPORT

VERSION-CONTROL

CHECKIN

CHECKOUT

UNCHECKOUT

SEARCH

上記以外のHTTP1.1で使用できるメソッド

×

(凡例)○:サポートする ×:サポートしない

注※

サポートしないHTTPメソッドが指定されているリクエストには,リダイレクタがステータス500エラーを返します。また,メッセージKDJE41001-Eが出力されます。