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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


20.1 クラスタコネクションプール機能

この節では,クラスタコネクションプール機能について説明します。

この節の構成を次の表に示します。

表20‒1 この節の構成(クラスタコネクションプール機能)

分類

タイトル

参照先

解説

Oracle RACを使用したOracleへの接続

20.1.1

クラスタコネクションプールの概要

20.1.2

使用するリソースアダプタ

20.1.3

クラスタコネクションプールの動作

20.1.4

手動によるコネクションプールの停止・開始の流れ

20.1.5

設定

コネクションプールをクラスタ化するために必要な設定

20.1.6

注 「実装」および「運用」について,この機能固有の説明はありません。

クラスタコネクションプール機能は,データベースをクラスタ構成にしているシステムの場合に,最適な動作をするための機能です。Oracle RACを使用したOracleへの接続の場合に使用できます。クラスタコネクションプール機能を使用することで,障害発生時やメンテナンス時の可用性の低下を防ぐことができます。クラスタコネクションプール機能の使用時に,データベースノードに障害が発生した場合,およびデータベースノードのメンテナンスを行う場合の動作について説明します。

なお,クラスタコネクションプール機能では,コネクション取得時に障害を検知した場合,正常なほかのメンバリソースアダプタからコネクションを取得します。その際,アプリケーションでエラーは発生しません。

この節では,Oracle RAC機能を使用してクラスタ化したOracleとの接続方法,およびコネクションプールをクラスタ化する場合のコネクションプール(クラスタコネクションプール)の特徴,および機能について説明します。

〈この節の構成〉