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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


18.32.4 複数の構築済み実行環境を切り替える場合の注意事項

複数の構築済み実行環境を切り替える場合のDABroker Libraryのファイルの扱いについての注意事項を説明します。

〈この項の構成〉

(1) 退避環境作成時に退避対象となるファイル

退避環境作成時に退避対象となるDABroker Libraryの製品ファイルを次に示します。

注※

<DABroker運用ディレクトリ>のデフォルトは,<DABroker Libraryのインストールディレクトリ>です。<DABroker運用ディレクトリ>にデフォルト以外を指定している場合も退避対象となります。

(2) 退避作業が不要なファイル

次の表に示すファイルは,退避対象外ですが,退避作業は必須ではありません。これらのファイルは,アプリケーションサーバの動作に影響はありません。必要に応じて退避してください。なお,退避作業が不要なファイルの場合,実行環境の回復時に退避したファイルを戻す作業は不要です。

表18‒99 退避作業が不要なファイル

項番

ファイルまたはディレクトリ名

説明

構成ソフトウェア

1

<DABroker運用ディレクトリ>/AGT

エージェント処理用ディレクトリ

DABroker Library

2

<DABroker運用ディレクトリ>/AGTGRP

グループ管理用ディレクトリ

DABroker Library

3

<DABroker運用ディレクトリ>/spool以下すべて

トレースファイル,ログファイルの格納用ディレクトリ

DABroker Library

注※

<DABroker運用ディレクトリ>のデフォルトは,<DABroker Libraryのインストールディレクトリ>です。<DABroker運用ディレクトリ>にデフォルト以外を指定している場合も退避対象外です。