18.7.1　DABroker Libraryで開発するアプリケーション

DABroker Libraryは，JDBCドライバとDABrokerのデータベース接続部品から構成されたデータベースに接続するミドルウェアです。

DABroker Libraryを利用して開発したアプリケーションは，JDKが対応するWWWブラウザで動作します。開発したアプリケーションを組み込むマシンには，DABroker Libraryが提供するJDBCドライバが必要です。DABroker Libraryはサーバで動作するアプリケーションだけサポートしています。

アプリケーションサーバを利用したデータベース接続の流れを次の図に示します。

図18‒4　アプリケーションサーバを利用したデータベース接続

DABroker Libraryで開発したアプリケーションは，アプリケーションサーバに組み込んで使用します。アプリケーションからの要求は，アプリケーションサーバ上にあるJDBCドライバを経由し，DABroker Libraryで処理されます。

アプリケーションサーバのアプリケーションの動作時には，DABroker Libraryで提供するネイティブライブラリがアプリケーションサーバ上に動的にロードされます。ネイティブライブラリがロードされると，Java標準のネイティブライブラリインタフェースである，JNIを使用してアプリケーションとDABroker Libraryを接続します。ネイティブライブラリを使用することで，アプリケーションとDABroker Libraryとの接続処理を高速化し，高性能なデータベース接続を実現します。また，同一マシン上にアプリケーション，JDBCドライバ，DABroker Libraryがあるため，通信処理のオーバーヘッドがなく，Javaアプレットやクライアントで動作するアプリケーションに比べて高性能な処理を実現します。

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