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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 互換編


18.6.5 DABroker Libraryで取得できるトレース

DABroker Libraryの動作環境設定で,必要に応じて,トレース取得の設定をしてください。取得できるトレースを次に示します。

拡張データベースアクセストレース

通常の運用ではトレースは採取しませんが,障害などの不具合の調査が必要なときに,拡張データベースアクセストレースを取得します。

拡張データベースアクセストレースは,データベースへの接続から切断までのアクセス情報を出力したトレースです。データベースへの接続ごとに出力されます。

拡張データベースアクセストレースは,次のように利用できます。

  • データベースのアクセス中に発生したトラブルの迅速な切り分け

  • 24時間稼働に対応するJ2EEアプリケーションの稼働状態でのトラブル調査

  • マルチスレッド環境でJ2EEアプリケーションが動作している場合のスレッドごとのデータベースアクセス履歴取得

  • コネクションプーリングなどの機能を使用している場合のデータベースへの接続ごとのデータベースアクセス履歴取得

  • トラブルが再現調査できない場合の常時トレース取得

XAトレース

XAトレースはXAインタフェースでエラーを検知した場合に,エラートレースを取得します。XAインタフェースでエラーが発生した場合にエラーの内容をトレースできるように,XAトレースの取得を設定してください。