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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行編


12.5.3 性能解析トレースのトレース取得ポイントの変更点

アプリケーションサーバ 11-20では,性能解析トレースの一部の取得ポイントが09-87以前と異なります。09-87で性能解析トレース機能を使用していた場合は,次の表に従ってイベントIDを読み替えてください。

表12‒12 性能解析トレースのトレース取得ポイントの変更点

出力元

トレース取得ポイント

イベントID

レベル

アプリケーションサーバ 09-87

アプリケーションサーバ 11-20

Webコンテナ

(Webサーバ連携)

リクエスト取得・リクエストヘッダ解析完了直後

0x8200

0x8236

A

リクエスト処理完了直後

0x8300

0x8336

A

Webコンテナ

(インプロセスHTTPサーバ)

リクエスト取得時/リクエストヘッダ解析完了直後

0x8211

0x8236※1

A/B

リクエスト処理完了直後

0x8311

0x8336※1

A/B

Webクライアントからのデータ読み込み開始直前

0x8212

0x8237

B

Webクライアントからのデータ読み込み完了直後

0x8312

0x8337

B

Webクライアントへのデータ書き込み開始直前

0x8213

0x8238

B

Webクライアントへのデータ書き込み完了直後

0x8313

0x8338

B

リダイレクタ

すべての取得ポイント

0x8000〜0x8104

廃止※2

A/B

注※1

アプリケーションサーバ 09-87ではレベルBの場合はレベルAより詳細な情報が出力されましたが,アプリケーションサーバ 11-20ではレベルAとレベルBとで出力内容は同じです。

注※2

HTTP Serverのアクセスログやリクエストログにルートアプリケーション情報が出力されますので,それらのログと突き合わせることで代替してください。